草迷宮
あらすじ・解説
解説:allcinema(外部リンク)
作品レビュー(4件)
- bur********
3.0点
シネ・ヌーヴォの「寺山修司生誕80年記念」にて鑑賞。今日から一週間、1日1回上映されます(企画自体は二週間)。 40分と短いので『トマトケチャップ皇帝(短縮版)』『二頭女~映画の影』と同時上映。 上映前に、寺山修司記念館特製の“家出のするめ”を館内で発売していたため、ガサガサ袋を開ける音とするめの匂いでげんなり(-_-;) 明という青年が、子供の頃に母親が口ずさんでいた手鞠歌の歌詞を探し求めて旅をする話。 明が訪ねた先で出会う、母親が通っていた学校の校長、寺の住職、民家の老主人の3人は、伊丹十三の一人三役。 途中までは少年期の明の回想と青年期の明の様子を描いているが、娼館の場面からは現実なのか夢かうつつかわからないイメージ映像に。音楽もガラッと変わって和風ロック調へ。 泉鏡花の小説が原作で、青空文庫でざっと目を通したところ、ほとんど寺山修司の創作と言っても良いくらい変えてます。 他の二作に比べると物語にはなっていますが、難解でした。 三作品とも一度観たくらいでは理解できないし、老若男女のヌードだらけで、それも寺山修司の作風なんでしょう。 鈴木清順の作品が好きな人なら受け入れられそうな気がします。 本作は他の二作よりも比較的きれいなヌードが多かったので★1個サービスしました(笑)
- bre********
5.0点
中学生から高校生にかけて寺山修司にはまっていた。天上座敷など名前は知れど、本以外に寺山作品に触れることなく過ごしていたのだが、高校生のとき渋谷のPARCOで寺山修司特集がありはじめてスクリーンを通して寺山ワールドに触れたのがこれである。「消しゴム」などの短編のあと、物語性の濃いこの作品と、色の綺麗さに魅了された。なかでも怪しげな紅い色は強烈で寺山というと濃く鮮やかな紅い色。漢字で書くと赤ではなく、ほんとは紅よりも朱の方がしっくりくるのだが。私はしばし映画や本にイメージカラーを勝手につけて内容よりも色に魅了されたりするのだが、この作品は色と内容が素晴らしくマッチしている。三上博史もこの作品で知ったのだが、その後たくさんの役をみて、これが一番良かった気がする。(ヘドウィッグも良かったが)映画は結構客観的にみるのだが、この作品は自分がそこで迷ったような錯覚に陥る。寺山フリークだけでなく、映像に興味ある人や、色に敏感な人にも見てもらいたい。もちろん、物語もいつ見ても古くないと思うので楽しんでもらいたい。ただ、こういう世界観をもともと持ち合わせない人には難解かもしれないんで、おすすめしません。
- pos********
2.0点
ネタバレ母親の呪縛
このレビューにはネタバレが含まれています。 - yasuo kamada
5.0点
寺山修司と泉鏡花が合体すれば、このようなすばらしい映画ができる。
スタッフ・キャスト
人名を選択するとYahoo!検索に移動します。