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危ない話 (1989)

監督
井筒和幸
黒沢清
高橋伴明
  • みたいムービー 1
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2.27 / 評価:11件

笑って緊張して、ふふーん

  • T-800 さん
  • 2012年12月21日 20時13分
  • 閲覧数 518
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

オムニバスには面白いものが多い、と思う。

監督が競作になったり、俳優も主役クラスが競演するのだから

当然と言えば当然か。

『バカヤロー』シリーズなどはその王道。

思えばTVの「世にも奇妙な物語」も、当初は不条理感バリバリで

ラストのオチも切れ味が良く

反対にシュールな投げっ放しも多かったりして、結構面白かったものだ。



この映画は中古ビデオ店で見つけたもの。

井筒監督やコアなファンを持つ黒沢清監督などが名前を並べる。

第1話は「ツタンカーメン王の呪い」。

タイトルからしてコテコテでまず笑ってしまう。

要するに2組の対立する暴力団が鉢合わせしたスナックに

たまたま普通のサラリーマンが居合わせたらどうなるかという喜劇。

怪演を見せるサラリーマンにはまだ若かった頃の竹中直人。

まあ、その弱腰や卑屈さや居直りや強さといった変幻自在の芸達者ぶりに

くたくたになるまで笑わされてしまう。

本人にとっては『危ない話』であればあるほど

観ている側では大ウケなのだ。



第2話は「奴らは今夜もやってきた」。

こんなシュールな短編なかなかないぞ、と楽しみながら観た。

作家の中年男が田舎の別荘にこもって作品を書こうというのだが

変なトラックに乗った時代劇の股旅姿の男たちに興味を持ったばっかりに

執拗に、命まで狙われてしまうというだけの話。

『ゼイラム』のような編笠と大柄な体格が不気味な二人組が

霧の中から大音響の音楽とともに刀を振り回して襲ってくるのだから

怖い怖い。

しかし観ている者はとてつもなく面白い。

一人をなんとかやっつけたものの、残る一人の大男に屋根に追い詰められる

可哀想だけど美味しい役の石橋蓮司はハマってます。



第3話は「あの日にかえりたい」。

永島敏行が口を尖らせながら、好きな彼女に翻弄される無軌道な若者を演じる。

銀行強盗がレジャーか遊びのようになってしまったカップル。

彼女のほうが逃げる途中に顔を見られてしまってから

整形して再び彼の元に戻ってくるが、じわじわと違和感が生まれ、決別。

結局元の顔に戻すのだが彼女は潔く警察へ出頭していく。

これが『危ない話』かどうかよくわからないが、不思議な話ではあった。

詳細評価

物語
配役
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音楽

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