ここから本文です

上海バンスキング (1984)

監督
深作欣二
  • みたいムービー 10
  • みたログ 132

3.38 / 評価:47件

「ドンパチやるより、ブンチャカやろうよ」

  • とみいじょん さん
  • 4級
  • 2016年12月29日 22時19分
  • 閲覧数 982
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

この映画のキャッチコピー。
チケットに添えてある言葉は「愛と涙、恋と冒険、ウェルカム・シャンハイ」


伝説の舞台は未見。小説も未読。


第二次世界大戦の影が忍び寄り、息苦しくなってきた日本を逃れ、自由な上海に身を置いた夫婦とその周りの顛末。

魔都上海。
 物語や漫画等でのイメージしかないが、日本・フランスをはじめいろいろな国が好きかってやっていて、一種の治外法権地帯になっていた地区があったと聞く。それだけに、光と影が入り乱れ、人々を魅了し、呑みこんでいった都市。
 国同士は勢力争い・権謀を繰り返していたが、様々な文化が出会い、花開いた都市。

そんなイメージの魔都上海の雰囲気が、前半は楽しめて、小粋でゴージャスなジャズの雰囲気に酔いしれる。
 それだけに、後半が切ない。

今が楽しめればいい。自分が楽しめれば、他を利用しても良いという、子どもみたいなシロ―と、その彼を愛したマドンナ。
 その夫婦を軸としての人間模様。時代に、都市に呑みこまれる在り様。



出演なさる男性陣は、風間さん・夏木さん、平田さんをはじめ安定路線。
宇崎さんだけは一生懸命役をこなしている様子、恥じらいが見え隠れするところが、笑いを添えて高感度アップ。自転車漕いでいるとか、台詞がないところでは、とってもらしくて役にハマっているのですが、シロ―、リリーとの絡みは今ひとつ。

女性陣は松坂慶子さん。かわいらしい声を甘いトーンで、しなを作りながら、多少舌足らずで話す。夫・シロ―に騙されても受け入れてしまう、バカなんだか、マドンナなんだかわからないけれど、妙に愛おしい女性を演じきる。

もう一人は志穂美悦子さん。細すぎてしなをつくる松坂さんに比べると、どうしても筋肉隆々で、体幹がしっかり安定しているから、本当は良く見ると、ダンスも松坂さんより足が上がっているし、踊れているんだけど、ダンスというより、”体操”に見えてしまう。いつもはそのキレキッレの所作に酔いしれるのだけれど、困ったなあ。
 たどたどしい中国語も、よく聞くと、中国の方が話す日本語のように発音が日本語になっていない言葉をはっきりしゃべっていて、さすがだなあと息を飲む。そんな幼児が話す日本語のような言葉を一本調子で大きな声で短文でしゃべるので(覚えたての外国語ってこんな感じですね)、こちらも頭がよくないような錯覚に陥ってしまい、普段の姉御的な志穂美さんに慣れている身には違和感が…。
 今回は元気いっぱいの可愛い中国娘という役柄にはあまり似合わず(T.T)。セクシーさはわざと封印?演技やダンスは満点だけど、なんか違和感を感じてしまった。
 志穂美さんのファン。なのでひいき目に観たいのだけど、だから余計に普段のイメージに引っ張られちゃった。

と、ちょっと志穂美さんが勿体ないので、満点ではなく★4つ。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 泣ける
  • 楽しい
  • 悲しい
  • ゴージャス
  • ロマンチック
  • 切ない
  • かっこいい
  • コミカル
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ