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ア・ホーマンス (1986)

監督
松田優作
工藤栄一
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2.86 / 評価:71件

優作監督パ・フォーマンス

  • どーもキューブ さん
  • 2010年12月5日 17時14分
  • 閲覧数 1409
  • 役立ち度 8
    • 総合評価
    • ★★★★★

1986年作品、原作狩撫麻礼、たなか亜希夫。プロデューサー黒澤満。脚本丸山昇一。
撮影「家族ゲーム」の仙元誠三。撮影助手に「バトルロワイアル」や北野武監督作品で腕振るう柳島克己。
脚本、音楽監修、出演監督松田優作。(工藤栄一)

前から気になってたシリーズ松田優作編ということで、前回は恐ろしいほど理解不能。みたことないその世界観に完全ノックアウト。ディープセイジュンこと鈴木清順監督「陽炎座」で松田優作を拝見しました。

そんなとこから唯一の松田優作監督作品ということで前からビデオジャケット拝見。今や北野組から結婚、一般化した寺島進超チョイ役ででている、ファン必見。(繁華街を歩くシーン。石橋さんの真後ろにしかめっ面で登場します。)「アホーマンス」、東映DVDで鑑賞。

なるほどレビューみて納得。トラぶった作品なんですね。
私のへりくつなんですが、トラブルした作品って大抵上手くないんですよね。そこが作品の味をそこねたり、バランスが悪い作品が多いです。

本作は一見そんな匂いをかもしながらも、なんか、不思議な魅力、ハードボイルドな変わった味、松田優作監督の演出パフォーマンスを私は、楽しみました。

正直松田優作自身の演技を楽しもうという方には、あんまり楽しめないんじゃないのかな?なんせ、「風(フウさん」)さんなんで(みてのお楽しみ)。

それより監督松田優作のディレクションを楽しんだ方が良いかと思います。

とにかく画像が綺麗でした。夜景、ネオン街を丁寧に撮っております。
また、赤と青の色使いの繊細さ。全体の色調は、藍色です。

私が思わず声が出たのは、小林稔侍さんイン取調室の引きの横移動のカメラワーク。大変美しいカットでしたね!木の葉の揺らぎ、風の流れに思わず「あっ」て美しいため息声、、。

エンドクレジットも素晴らしいですよ!

レビューにもありましたが、本作見て三池監督を私も少し想起しました。

撮影がとにかくユニーク、変わった感じ。そして物語の不親切、わかりにくさ、不明瞭さ!削ぎ落としたアップショット。明快にしない台詞。かと思いきや鋭いカットで描写を繋ぐ素晴らしい暴力表現、新鮮でした。

ちゃんと予算を配分したらアメリカ俳優の異端ショーンペンのように素晴らしい監督になれたんでわないかと私は思いました。

やはり共同監督なんで、不出来な面がシナリオ面に表出してしまったのが残念。

ですが素人俳優の異様な演技。優作のカメラポジションの位置。音楽のノイズのような音楽とあいまみえる歓楽街の雰囲気、また良し。
怪演のポール牧師匠は、超必見。めっちゃキモイです!けどリアル!スンゴイいい感じのボスです、素晴らしいチョイス!すばらしい気色悪さ、このチョイスの手堅さ。
松田優作さんときっと仲がラブっていたのでわないかと思われる阿木燿子さん。
魅惑の女性で出演。「家族ゲーム」でもラブってました。

石橋さんが若干演技過剰なんですが頑張ってます。ラストの御自身のレジェンドバンドARBのナンバーも聞けます!

松田優作扮する風さんが、とある夜の街に走りつく。そこには石橋崚のシマがある。さていかに?

松田優作ファン必見、優作のディレクション、「パ・フォーマンス」。
静かな映像と色にまみえた、静かなハードボイルド。

松田監督の演出術を是非!藍色にそまりながらごらんください!

追伸松田優作監督作品もっと見たかったなぁ、生きていたら絶対監督やってそうですよね!同スタッフによる「ヨコハマBJブルース」もみたいと思います。
ディープ優作追いかけます。その生硬で飛び出すような力ある澄んだ瞳に魅了されてます。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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