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ア・ホーマンス (1986)

監督
松田優作
工藤栄一
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  • みたログ 221

3.43 / 評価:71件

優作さんの1986年当時の映画観

  • groovin427 さん
  • 2011年9月1日 11時48分
  • 閲覧数 1761
  • 役立ち度 3
    • 総合評価
    • ★★★★★

優作さんの趣味嗜好が全部表れている作品。優作さんの映画を一通り見て、これを見返すとよくわかる。大都会~それから、まですべて、だ。

SF的なおちは原作漫画とブレードランナーに衝撃を受けてそれをやりたかったかららしいが、それを元に丸山昇一さんと描いた脚本、やはりとても面白い。この当時の丸山昇一が以下に充実していたがよくわかる。

そして映画を見ると見覚えのあるシーンばかりだ、ここはBJブルース(工藤栄一さん)だな、ここは大都会part?だな。ここは鈴木清順さんだな。ここは遊戯シリーズだな。ここは仙元さんだな、三雄さんもガンガンきてる。この演技の感じはそれから系だな。

とにかく優作さんがこれまで映画の現場で培ってきた、実体験の良い部分を全部混ぜてブレンドして組み合わせている。そういうことをすると内容が破綻する可能性があるがそれはない。非常によく出来た映画になっている。それは前述したように脚本がうまく行っているから。

俳優さんの演技も個性的で良い、ポール牧はあれははまる。あれだけでも見る価値がある

石橋凌さんと手塚理美さんははかなげな透明感がある。暴力映画に静けさをブレンドする手法、美意識は、村川透監督のときに処刑遊戯で実行済みだと思うが、その究極をやり、80年代ならではの新感覚の映像をSFをベースにしてライティングで実現して見せた。

レビュアーの方もおっしゃっているが、北野武監督も石井隆監督もこの映画の影響はかなり受けているに違いない。所詮お二人もまたパクリのパクリなのだ(映画人はパクリが重要だ。by大川俊道、原隆仁(原さんはこの作品の助監督))

松田優作は映画監督としても80年代以降の先駆者であり

その要素を作り上げたのは、黒沢満、村川透、仙元誠三、渡辺三雄、今村力、工藤栄一、森田芳光、鈴木清順といったプロフェッショナルたちなのだ。優作氏はこれらの方々に対しても敬意を持って作品を作り上げたに違いない、と信じたい。

石橋凌さん素敵だ。

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