螢川
115分
あらすじ・解説
解説:allcinema(外部リンク)
作品レビュー(2件)
- oir********
3.0点
原作も知らず、映画の出来という観点からは肯定的に語ることは難しい。ただ、私にとって年代的にも雪国の景観的にもただただ懐かしさと奇妙な哀感がじわっと蘇ってきた。 性の目覚め、女子との接し方も全く同じではないにしても確かにあんな感じだったのかもしれないな。 現代の子たちには最早訴求力は持ちえないような内容と思うが、ある特定の年代にとってノスタルジーとある種の「痛み」を掻き立てるには十分な作品。 蛍を再現する当時の特殊技術は驚くほど稚拙ではあるが、その稚拙さがラスト、思春期男女の初々しい抱擁を上手くカモフラージュしていたと言えるのかもしれない。
- おおぶね
4.0点
言わずと知れた宮本輝の若い頃の作品。「泥の河」には負けるが、こちらの雰囲気もいい。「河三部作」である。 富山の雪には負けてしまったお母さんだが、螢の舞う河はいい。 実際には「いたち川」で撮ったのだし、合成なのだが、光に包まれる感じがいい。 どうせならSFとして売り出すべきだった。螢の後に、ETが現れて…。 富山に詳しいのは「天の夜曲」の方なので、ぜひ、読んでみてください。 文章が実にうまいのだが、どこまで追いつけただろうか?
スタッフ・キャスト
人名を選択するとYahoo!検索に移動します。