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螢川

螢川

115

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3.0

素朴な性と恋の芽生え

原作も知らず、映画の出来という観点からは肯定的に語ることは難しい。ただ、私にとって年代的にも雪国の景観的にもただただ懐かしさと奇妙な哀感がじわっと蘇ってきた。 性の目覚め、女子との接し方も全く同じではないにしても確かにあんな感じだったのかもしれないな。 現代の子たちには最早訴求力は持ちえないような内容と思うが、ある特定の年代にとってノスタルジーとある種の「痛み」を掻き立てるには十分な作品。 蛍を再現する当時の特殊技術は驚くほど稚拙ではあるが、その稚拙さがラスト、思春期男女の初々しい抱擁を上手くカモフラージュしていたと言えるのかもしれない。

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