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ぼくらの七日間戦争 (1988)

監督
菅原比呂志
  • みたいムービー 52
  • みたログ 1,359

3.47 / 評価:330件

元祖アイドル映画

  • cyborg_she_loves_me さん
  • 2018年4月14日 17時26分
  • 閲覧数 1651
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

 このころのりえちゃんは、ほんとに後光が差してましたね。ある時期以降、急にイメージ悪くなり、容貌的にも急に劣化して、人気ガタ落ちになりましたけど、このころはちょっと人間離れしたかわいらしさ・美しさが確かにありました。その一端が味わえます。
 とはいえ、演技ははっきり言ってうまいとは言えないな。この当時の彼女の魅力を存分に味わいたいなら、映画でもドラマでも歌(CD)でもなくて、CMと、写真集でしょう。彼女見たさに何度も見たくなる映画じゃあないな、と思います。

 それよりむしろ、こんなにかわいいのに、どういうわけかこの映画以外ではまったく見ない、橋口純子役の五十嵐美穂さんの姿が見られるのが、今となっては貴重映像ですね。前髪が長すぎるといって先生にハサミでジョッキリ切られるシーン、目に焼きついてます。

 ストーリーはもちろん荒唐無稽のきわみですが、それはべつに気になりません。
 妖怪やゾンビが出てくる映画にむかって、「こんなことは現実に起こりえない」と苦情を言う人がいないのなら、それとまったく同じように、中学生が戦車を乗り回す映画にむかって、「現実にありえない」とか、「戦争を美化している」とかいうようなヤボな苦情を言うのもやめましょうよ。そんなこと言い出したら、ウルトラマンもガンダムもガッチャマンも、何一つ楽しめなくなる。

 どんなにストーリーが荒唐無稽でも、腹かかえて笑えるとか、ぞっとするほど怖いとか、登場人物の感情に「そうそう、それそれ」と共感できるとか、どこかに入り込めるところがあるなら、ぜんぜんかまわないんです。
 私がこの映画に入り込めないのは、たてこもったり、セメント投げつけたり、戦車を乗り回したりといったところだけが描かれていて、生徒たちの親や教師たちに対する反感が、まともに描かれていないからです。映画が始まった時にはすでに8人の男子生徒が廃工場に立てこもる計画はスタートしている。どういういきさつでそこまで極端な行動をとらずにいられないほど追い詰められたのか、それがまったく描かれていない。
 人間描写・心理描写が皆無に等しいから、ストーリーの荒唐無稽さが気になるんです。悪いのは荒唐無稽さじゃなくて、この人間不在です。

 ま、作りの基本がアイドル映画ですから、そういう欠点はまあ大目に見て、上記のように宮沢りえさんや五十嵐美穂さんの魅力が一定程度味わえるということで、☆3つはつけてもいいかなとは思います。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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