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CURE キュア (1997)

監督
黒沢清
  • みたいムービー 146
  • みたログ 1,188

3.66 / 評価:437件

厭な映画

  • trmkajtna さん
  • 2021年3月5日 18時51分
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

明確な答えは映されないので、原作を読んでいない身としては完全に想像で補完するしかない。

殺人=cureで、主人公の高部が伝道師の力を受け継いだというのが正式なオチだろうか

だとしたら正直そのストーリーにはさほど恐怖を感じなかった

人間の心の奥底には、本人も気づいていない衝動があるかもしれない

それが理性で封じ込めた衝動なのか
全く別の思考回路が管理する場所での衝動なのか

そういう説明できない感情はあるだろうなと思うので、cure=抑圧された衝動の解放→殺人、というのにはあまり恐怖を感じなかった
というかcureが殺人に繋がることにあまり納得してないからかもしれない


もう救済とは排除だ!みたいな危険思想の洗脳とか催眠とかの方が納得できるけど、それはそれで怖くない。

怖くなるために別の答えを探してもいいかもしれない。


原作だとどうなのかな
観ている側が殺人をみて犯人はcureされたのだと思い込むことこそ伯楽陶二郎というか監督の思惑通りなのでしょうか。

最後のウェイトレスとかも全部観てる人を洗脳させるためのものだったりして。




話の大筋はそんなに怖くなかったけど映像そのものは怖かった。
視点の位置が普通じゃないし、猿のミイラ不気味すぎるし、奥さんも怖い。


特に首吊ってるの見つけて
あああああってなってるところに
「どうしたの?」って普通に出てくるところが一番ゾッとした。


あと心理学者の部屋でXが映った時も怖かった




奥さんが読んでいた青髭の話は、
青いヒゲで恐れられていた男と結婚した娘が、勝手に青髭の部屋の鍵を開けて数々の凶行の跡を見てしまい、殺されそうになるが、助けに来た兄たちに助けられ、最終的に青髭を倒す。というものらしい。


高部も間宮の部屋のドアを開けていましたね。
青髭は間宮だったのでしょうか。




あとはクリーニング店もなんか気になりますね。
最後に訪れた時、
赤いドレスがシャーッとなる謎の映像が入ってますが、最初に高部がクリーニングを受け取りに行ったときに、ジッと見てた目線の先も赤い服だったんですよね。ここも地味に不気味でした。




あとは心理学者の見解が何一つ理解できなかった。
間宮を、
「記憶喪失ではあるが異常者じゃなく複雑な思考を持ってる」
みたいに言ってたけど、
記憶喪失じゃないし異常者だし、思考回路はシンプルじゃない?としか思えなかった。

この心理学者は最初から客観的というより、直感的に自分がそう思いたいことを口にしてたんじゃないかって印象がある。


劇中ではみんなニットや長袖を着ているけど冬でしょうか。
間宮が失踪したのは半年前なので季節でいうと反対の春〜夏頃かな。


しかし間宮はしっかり冬の装いで登場する。
記憶をなくしているはずなのに、クリーニング屋からコートを受け取っている。
自分がわからない、家もわからない。なら飼育された動物たちは半年放置だったのでは?
しかし動物たちは餓死していない。
記憶喪失のフリとしか思えず、ずっとイライラしていたので最後撃たれてスカッとしました。



私もcureされたのでしょうか。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 悲しい
  • 不思議
  • 不気味
  • 恐怖
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