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もっともあぶない刑事

yuw********

5.0

テレビシリーズも含めて☆5点

テレビシリーズ、おもしろかった。 タイムリーには見てない。あとから再放送で知った。 その再放送も何度かやってたので、呑気な私でも全部見ることができた。 映画の中では、本作が一番好みかな。 「男二人のタンゴ」とか「犯人からの口止め料をもらってしまう」のエピソードも捨てがたいんだけど。 このシリーズの何がそんなに良かったのかなと自分でも考えた。 配役のバランスがいい。 というか、役者さんたちの息が合ってる。 そして各キャラがそれぞれ際立ってる・・・というか。 (以下、テレビシリーズの話) 主役二人だけでなくて全体がおもしろいのだ。 たとえば、「ナカさん」と「タカさん」のキャラが入れ替わったのもおもしろかった。 サングラスをかけてバラの花を加えて拳銃を構える「ナカさん」。絶品で笑った。 「トオルくん」もおばかで良かった。 画面の手前で主役二人が語り合ってるんだけど。 遠くから近づいてくるトオルくんも映ってて。 アドリブなのだろうか、彼は缶コーヒーを左右かわりばんこに飲みながらやってくる。途中で左右両方口に入れて飲んだりもして。それを数回繰り返しながら二人に近づく・・・というシーン。初めは気づかなかったけど、「あ、なんかやってる」と気づいた。 ・・・こんなところでも遊び心を発揮してて、とにかく楽しかった。 ただこのシリーズには欠点もある。 楽しく見ているうちに、「あれ?どんな事件を追ってるんだっけ?」と忘れてしまうことがよくある。 アドリブがたくさん・・・ってことなのかな。人と人とのやり取りが楽しくて、そっちに夢中になってしまって、ストーリーの本筋がかすんでしまう。 それでも私は、人と人との息の合った楽しいやり取りがたくさんあったほうがいいので、この欠点は全然気にしてない。 「ナカさん」と「パパさん」の感じがまたいいんだよな~いつも。 「トオルくん」の間抜けっぷりも良かった。 「カオル」なんて美人のくせにいつも妙な格好してドラ声で叫んでるし。「タカ」「ユージ」とのクールな関係も好き。利がないと協力しないというか(笑)。 課長がまた良かった。これは別のほうの映画かな。主役二人が何かやらかしてカオルが「課長!」と叫んだら「言うなっ!」。あのセリフ、絶妙で良かった。犯人から大金もらっちゃったのやつかな。 主役の「タカ」と「ユージ」がどんどん役にこなれていって楽しかった。 アドリブがどんどん自然に出てきてるような感じ。 なめらかな動き、ああ言われたらこう言い返すな流れ、どれもこれもいい感じで見てた。 何かのコメントで「何がかっこいいか、最初に話し合った」とか言ってた。そこで「情けないのもかっこいいんじゃない?」と。なるほどと納得。その通りの感じになってると思う。 敵役、というか犯人役の人達はいつも真面目に演じてる。そこも良かったんだと思う。主要人物の刑事達が好き勝手にやってても、犯人達は淡々とストーリーに沿って演じていた。・・・そうか、ストーリーをしっかり支えていたのは犯人役の人達か。その安定感も良かったのかな。 犯人役や犯人に関わる人物の役の役者さんたちも、本物っぽくて味があってよかった。 ただの聞き込みの相手の人も、本当の市井の人(?)を自然に演じてて味わい深かった。 何度も見た。映画もテレビシリーズも。なんか良かったんだよね~。ほんとに。 ただこの数年後、ショックを受けることがあった。 ドラマ「踊る大捜査線」を見て。 「えっ?拳銃の所持に、こんなに厳重な手続きがっ?!」と驚く羽目になるのだった。 ちなみに、あぶ刑事シリーズも、この映画以降はいまいちな感じがした。 新メンバーにやっぱり「なんか違う」感も湧いたのもあるけど。 主要メンバーがなんというか「もう違う」って感じで。 ちなみに、舘ひろしと柴田恭兵が、それぞれ他のドラマに出てるのを見たことあるけど。 たまに「ああ、制作者にあぶ刑事の感じを求められてるのかな」と思う役柄の時もあった。それはちょっと見ていて痛々しかった覚えがある。 と言っても、あぶ刑事シリーズだって、最初の頃のは全然違ってて驚いた覚えがある。あとから「最初」を見たんだけど。 真面目でほの暗かった。 このセリフに象徴されてるかな。場末のバーのママのセリフ。 「ハマも変わっちまったよ。昔はこんなじゃなかったのにね」 そんなうらぶれたセリフが主軸となるような感じだった。 それはそれで新鮮だったけど。 本作のことにも触れておこうかな、少しは。 「たなごころ」だっけ?・・・どういう字を書くんだろうと思った。 横倒しのバスからユージが飛び出すシーンは何度もリピートして見た。かっこよくて。 今回のトオルくんの銃の調達の仕方がイージーで笑った。 本筋は「無実の逃亡者を時効まで守るために警察全体を敵に回す」だから、この軽さにほっとした。

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