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悪魔が来りて笛を吹く (1979)

監督
斎藤光正
  • みたいムービー 16
  • みたログ 297

2.89 / 評価:134件

2時間ドラマ風の金田一ですなぁ

  • xeno_tofu さん
  • 2020年2月23日 0時39分
  • 閲覧数 334
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

映像作品って不思議なことに独特の癖があるってことないですか。
ずばり、本作は2時間のサスペンスドラマ。東映もテレ朝とかで作っていたよね。まさに、そんな感じ。

今回、金田一ブームの際の作品(DVDが出ている映画中心ですが)を見返しているが、ここまで映像の撮り方に、2時間ドラマを感じさせるものはなかった。少し広めの画角に、なるたけ動く人を入れていき、流れるように映してからの固定などなど。

しかも、話の回し方が愛憎劇。というか、愛憎劇による一点突破。中盤は美禰子、終盤は三島兄妹。1979年公開作品なので、決して古い演出でなかったのだろうけれど、なんだかクサイというか、クドイわけだ。からみを入れたら、喜ぶだろうと思っている見せ方もね。
これだと、後世から見ると、低評価にならざるえない。

一応、第一の殺人のトリックあばきをしているので、まあ、推理物の体は保てているが、調べると、原作の良いところを取り込めていない模様。痣のこととか、フルートを吹く運指だとか。そもそも、突然、痣がキーポイントとして登場するし、DVDの特典ライブラリを見ると、それを披露するシークエンスはあったみたいだし。なんだかなぁ。

しかも、帝銀事件を下敷きにした天銀堂事件のことも、うやむやな感じで収めているし。生き返ったと思われていた椿子爵は、この真犯人の男が演じていて、そのために殺されたってことなのかね。それも何の明確な説明なく、素通り。

いずれの映像作品も、長大で複雑な原作に苦戦をしているのだが、それをいかに収めるかが、映像作品の真骨頂。だが、本作にかんしては、それができていなかった。

最後、九州に向かったはずの西田金田一だったが、本作の評判良ければ続編も作りたかったんじゃないかなぁ。西田金田一もそんなに悪くなかっただけに、残念至極。映画的な見せ方をできなかった時点で本作は弱いわね。

詳細評価

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