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獄門島 (1977)

監督
市川崑
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3.29 / 評価:282件

修羅の妄念と哀れさ

  • aix***** さん
  • 2021年1月5日 7時23分
  • 閲覧数 151
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

犯人改変、原作者も了承しているのだけど…良く言えば円熟。悪く言えばワンパターン化なのは確か。賛否両論も致し方ない。
個人的には好きだけど。修羅の妄念と哀れさ、美しい見立て殺人には変わらないし。
正統派の古谷一行テレビ版と変化球の石坂浩二劇場版。ひと粒で二度美味しいと思えば。

出演者達は本当に巧者揃い。
茫洋な石坂金田一。相変わらず的外れな(だが、それがいい)加藤武の等々力警部。
好々爺な黄門様とは真逆の鬼気迫る発展家を演じた東野英治郎。
脇を固める常連組・草笛光子、大滝秀治、三木のり平、小林昭二、三谷昇。
本当に良い役者だよなぁ。
女優陣も。大原麗子キレイだよなぁ。坂口良子の可愛らしさとトボケた味は今作でも健在。勝野の子供時代を演じた荻野目慶子も見事。なお、その幼少期は荻野目洋子だそうで。
シャア・アズナブル役でお馴染みの池田秀一の出演も見どころかな。
でも出来れば個人的には、沼田カズ子(今作だと床屋のおかみ)もクレジットしてあげて欲しかったな。大部屋役者だけど劇場版には欠かせない常連の一人だし。

ただ、若干気になる点も。

仮に枕屏風の句を読めていても、投獄されてしまった金田一に雪子殺害を阻止する手立てはなかったので、韜晦の方向がチト違うという気はする。
(なお、原作だと鶯の句だけ読めない)

あと、一作目の犬神家で「見送りは苦手」と言って固辞した金田一が今作で受け入れるのは海路で仕方なく…という風に見えないのも人物像にブレが生じて少々難点かな?

という訳で、四捨五入して星5つ。
賛否両論あるけどオススメ。

詳細評価

物語
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音楽

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