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3-4X10月

sev********

5.0

新しい

私が見た北野武監督の映画の中で一番インパクトが強かった作品。 「キッズリターン」までの北野監督映画の様々な要素がこの作品には詰め込まれてる感じがします。 斬新さを感じたのは例えばヤクザの見せ方。 最初に出てくるのは小沢仁志さん。 普通我々がヤクザと感じる、それまでの日本映画に良く出てくるタイプ、髪型も着てる物も。 次がベンガルさん。 髪型、服装、顔、全てがヤクザっぽくない。 だけどひょっとしたらいるかもと思わせるリアリティーを感じたりする。 次がガダルカナルタカさん。 初めは軍団の兄貴的にあまり普段とイメージを変えない感じに見せといて実は元ヤクザ。 間に貫禄があってヤクザも普通のお父さんも出来る井川比佐志さんを配して、最後に登場するのが豊悦、ジョニー大倉、たけし、渡嘉敷(敬称略)。 最初からこの四人がヤクザとして登場してたらあれほどのリアリティーは出なかったと思います。 ヤクザに限らず随所で新しさを見せてくれます。 主役とヒロイン役のセリフを極端に少なくしたり、音楽はダンカンさんが歌う下手くそな「悪女」のカラオケだけだったり。 リアリズムを使わずにリアリティーを出してる映画だと思いました。

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