殺人狂時代
作品レビュー(24件)
- bpp********
5.0点
白黒の時代にこんなオシャレでイカれた映画があったとは! オープニングからいきなり狂った演出からのアニメメーションのスタッフロール。この時代からこんな演出あったんだと驚かされる。 ラストの花火シーンの車から出る所かっこ良すぎでしょ!! カラー技術がこの時代にあればと悔やまれる作品。 アクションの動きは流石に今の映画と見劣りするけど外連味たっぷりの演出と構図がかっこ良すぎる!一々刺客がギミック満載の濃いキャラ。 登場人物もみんなイカれた奴らで会話が一々ぶっ飛んでいてシュールな笑いを誘う。仲代達矢は最早キモオタにしか見えなくなったと思った矢先に・・・正に狂ったような二転三転するクライムサスペンスである。 主人公は一体何者なのか?狂っていたと思った男に完全に煙に巻かれた!! こんな素晴らしいスタイリッシュエンタメの名作が日本で60年代に作られていたなんて!しかも私の好きな日本でいちばん長い日の岡本喜八監督とは! この出会いを作ってくれたアマプラに感謝である!
- drm********
4.0点
冒頭からただものではない感。 もちろん良い意味で。 荒唐無稽だけれど、面白さが勝っている。 この頃の日本…というか岡本監督、キレッキレ だったんだな。
- kun********
3.0点
岡本喜八といえばそれはもう影響大なる監督であることは間違いないです しかしながらじゃぁこの作品が制作年を割り引いても傑作なのかと言われれば…正直屋疑問符ですね 特に演出の古さはやっぱり否めなくて70年代の深作欣二の色褪せなさに比べるとやっぱりトゥークラシックですね どうも私の審美眼ばまだまだ磨く余地があるみたいです ちなみに白黒映画なのに字幕が白で全く読めないのはどうかと思いました
- flo********
5.0点
ネタバレ時代を先取りした作品
このレビューにはネタバレが含まれています。 - bel********
5.0点
予備知識もなく、なんとなく借りて観て見た。 前半はトンデモな映画に思えたけど 先に進むにつれて実に面白くなっていく。 コメディーの要素を含むミステリーですね。 モノクロの世界が実に魅惑的で。 軽快なカット割りの上手さが素晴らしい。 これは岡本監督の力量かと。 そして主役の仲代達矢が実に良い。 前半は冴えない(汚い)中年男ですが、 後半でゾクゾクするほどイイ男に。 全ての戦いが終わって、 ヒロインの女性と車中での最後のやりとりが 色男過ぎて実に美味しいのですよ。 「悔しいのは俺も同じさ君に勝つよりも 俺はもう一度君を抱きたかった・・」 からの花火の大爆発、 「おやすみ かわいい人」 の台詞を残して車から降りる。 背後には激しく燃え上がる花火。 ゆっくり仲代達矢がこっちに向かって歩いてくる・・ あのカットが実に美しい!!! ここでラストでも綺麗に終われたのだけれど、 また最初のキャラに戻して終演。 冴えないキャラで終わるのがいいですね。 なんか落ちつくなあ〜と。
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