その男、凶暴につき
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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(110件)


  • sb5********

    4.0

    ネタバレ北野監督作品を一通り観てから今鑑賞した方がより原点であり頂点に感じる傑作

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  • das********

    3.0

    ネタバレ久しぶりに観た

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  • hac********

    5.0

    監督デビュー作

    映画好きを自称していましたが北野武作品は海外での受賞や評論家からの評価が高いという話は聞きつつも鑑賞したことがなかったので何から見ようか探していたところ、youtubeで冒頭のホームレスをリンチするシーンの映像を見て引き込まれたのでこの作品から見ることにしました。 結果として自分はこの作品がきっかけで北野武映画にハマり、2ヶ月の間に18本の全作品を一気に見ました。 で、その全作品の中でも一番好きなのがこの「その男、凶暴につき」です。 単純にたけしのルックスが一番色気があってカッコいいからというのもありますが、ラストの倉庫のシーンの画のカッコよさが堪らないからです。 また、セリフの少なさや説明を極力排除する点、画のこだわり、バイオレンス的要素などこれ以降の大半のたけし映画の原点になっていると思うからです。 我妻は後半の刑事を辞めて以降の約30分、実はひと言も言葉を発していないのですが、おそらくほとんどの方は気付かれていないと思います。 これは画や我妻の行動だけで心情を推し量る事ができるからではないでしょうか。 たけしがいかに言葉を使わず表現することにこだわってるかがわかります。 クレジットで脚本は野沢尚さんと記されていますが、たけし自身が映画を撮っていく過程で大きく内容を改変しています。 当初野沢尚さんはその事に激怒していましたが、その男凶暴につきの脚本を元にした「烈火の月」という小説のあとがきで映画を見て傑作だった、ラストの妹を殺すというアイデアを聞いた時は天才だと思ったという風に語られています。 30年以上前の作品ですが今見ても全然楽しめます。

  • たーちゃん

    3.0

    ネタバレ痩せていて、カッコ良いたけしさん

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  • kun********

    3.0

    北野映画初号機

    言わずと知れた北野武初監督映画 久しぶりに見たけど普通よねやっぱりこれ 北野映画っぽさって殆どなくてあえて言えばラストぐらいかな プロットなんかも至極ノーマルでエンタメとして見易いわかりやすい 良く言えばシンプル斜に言えば薄っぺらい まぁ映画というものは別に高尚な芸術作品というわけでもない一般大衆の娯楽なのだからそういうのは一概に悪いとは全然言えないと言うか素直に評価するべき側面だと思う ただやっぱり北野映画だ!って構えて観ると肩透かしをくらう感は否めないんじゃないかな まぁ自分は北野映画にそんなに思い入れもないし高尚な芸術的視座も特段映画に持ち合わせないので普通に久しぶりに見たなぁまぁまぁ面白いよなぁぐらいですね 少なくともエンタメ作品としてこないだみた「ソナチネ」よりは面白いですよ あと武がかっこいいこの映画は 武のロングトレンチコートいいわ まぁそんなとこですね てゆーか冒頭で思ったんですけど、松竹なんだなって なんとなく東宝な気がしてたけど翌々考えたら武なんだしそら初っ端は松竹だよなと得心した

  • casfi

    3.0

    やれよチンピラ感

    こういう映画っていいですよね。暴力のシーンが爽快感があって。やれよチンピラ(巻き舌)って感じで安心して見られます。 これ初監督なんですね。

  • le_********

    5.0

    「映画をよく観てきている監督」による映画

    監督:北野武、監修:黒井和男、脚本:野沢尚、製作・原案:奥山和由、撮影:佐々木原保志、編集:神谷信武、音楽:久米大作、主演:ビートたけし、白竜、1989年、103分、配給:松竹富士。 都内、港湾に近い警察署に勤務する我妻(あづま)諒介(ビートたけし)は、捜査に当たっても粗暴で、署内ではほとんど孤立無援の存在である。 麻薬の売人、柄本(遠藤憲一)が殺害された件で、部下の菊地(芦川誠)と捜査に当たるが、麻薬の出所が、同僚の岩城(平泉成)らしいというにたどり着く。組織の裏には、清弘(白竜)という殺し屋がおり、清弘を操っている元凶は、表向きではレストランを経営している仁藤(にとう、岸部一徳)であった。 清弘を、違法捜査で逮捕した我妻は、ロッカールームで発砲し、警察を解雇される。その後も我妻は独自に捜査をおこない、仁藤を撃ち殺し、清弘も追い詰め、殺すが、自分も、仁藤の秘書、新開(吉澤健)に殺される。・・・・・・ 暴力そのものをストレートにテーマとするためには、破天荒な刑事ものが適材であったのだろう。原案が奥山和由であったことは納得できるし、また、新人発掘のうまい奥山が白羽の矢を立てたのが、北野武であった。 脚本は、なかなかうまく作られている。というより、うまく組まれている、と言ったほうがよいかも知れない。一度や二度の執筆では、こうした展開のストーリー進行はできないだろう。軸となるストーリーに、それぞれにかかわる人物をさりげなく紹介していく導入部や展開もよい。 我妻には灯(あかり、川上麻衣子)という、精神科を退院したばかりの妹がいる。時折出てくる我妻と灯のツーショットのシーンは、そのときだけ我妻が人間らしい顔を見せる瞬間だ。行方不明となったとき、岩城の自宅を訪れ、岩城の妻(音無美紀子)と向かい合うときも同様だ。それ以外では常に、粗暴な刑事なのである。 タイトルどおり、この我妻は粗暴であり凶暴であり、法律や警察官としての自覚などは無視した生き方をしている。犯人検挙のためには、多少の暴力も違法捜査もおかまいなしだ。その凶暴ぶりは、秀逸なカメラワークなしには、表わせない。清弘との数度にわたる対決シーン以外にも、トイレ内で橋爪(川上泳)を殴るときなど、暴力三昧のやり口を、よくとらえている。 この映画の特徴は、以上の点だけでなく、若手の俳優たちの熱演によって成り立っているところである。刑事役はベテラン勢だが、清弘の手下などは、まだ無名の若手俳優たちである。その後、そのうちのひとり、寺島進は、北野作品に欠かせない俳優となっていく。 女にチクられた麻薬の買い手の男は、窓から逃げ、最後は我妻の車に轢かれて逮捕されるが、この俳優の演技はすばらしい。特に、登場が前半にあり、それ以降の展開を占う位置にあって、あれだけの必死な演技ができているのはみごとだ。 アウトローの刑事、なあなあに事を済ませようとする警察署、その警察から、押収した麻薬を横流ししていた刑事、使えない若手刑事など、ロクな人物を登場させない本作品であるからこそ、我妻の凶暴さは「生きている」。 冒頭、ホームレスを襲撃する少年たち、舟に空き缶を投げ捨てる子供たちを置いたことで、社会のそこらじゅうに、大人から子供まで、悪ははびこっていて、そこに生きる刑事もまた、それらと相似形をしている、と言わんばかりの内容だ。なお、この冒頭シーンに、場所のわかる背景などは映されていない。撮影の都合があったのかわからないが、ホームレスとこれをからかう少年どもだけに焦点を当てて撮ったことで、否が応でも、この<粗暴路線>で展開しますよ、と前触れしているようでおもしろい。 北野武は、この話があったとき、快諾したのか、説得されてしぶしぶ了承したのか、知らないが、彼の全作品の中で、最も<優れた>作品であり、これと『キッズ・リターン』(1996年)以外は、観るに値しない。賞を受けてからは、賞を意識したつくりとなっており、陳腐になってしまった。 いずれにしても確実なのは、北野武はよくよく映画を観てきている、ということだ。編集や、場面転換のタイミング、カメラアングルなど、それぞれの状況に応じて必要十分なのである。映画をたくさん観てきているから、これだけの映画を作ることができたのだ。この点、映画をロクに観もせずに作っている若い映画監督は、見習うべきである。 キーボーディスト、久米大作による音楽にも注目したい。

  • kus********

    5.0

    流石たけしの感性、面白い!

    公開当時は凄く斬新さと鮮烈さを感じた。暴力描写の切れ味みたいなところに。 今見ても全く色褪せないし味わい深い。 暴力的なんだけど最もさすがたけしと感じるのはやはりコメディ的というか細かく笑えるように作ってるところなんですよね~ まあ狂気と笑いは紙一重というのもありますが…どちらにしてもさすがです。最高です!

  • a13********

    3.0

    北野武映画

    おもしろかったです。 ツッコミどころがあるのは北野映画の御愛嬌。

  • ********

    4.0

    狂気だらけ

    1989年。北野武監督。暴力的な刑事の男は、覚せい剤絡みの殺人事件の捜査の過程で、心を通わせる年上の刑事が横流しに関係していることを知る。その刑事の自殺を受けて調べを進めるうちに、組織の存在とその元ではねっ返りの殺し屋がいることを知り、、、という話。 昔見て衝撃的だったことだけを覚えていたのだが、見直してみると、極めて普通によくできた映画だった。心を病んだ刑事の妹が、刑事と相手の殺し屋を「狂気」でつなぐ構図になっているのだが、彼女の心のうち、または心のうちのわかりにくさ、を描いてほしいという思いが残る。 まあとにかく孤独な男の姿をきわめて上品に描いていてすばらしい。ところどころ物語にそぐわないシーンもあって(霊柩車を待つ時間にゴルフスィングの練習!)、北野映画の印がしっかり刻まれている。

  • 横山晴幸

    4.0

    30年前のアウトレイジ

    やっぱり面白い映画は最初から面白い。 若かりしころの遠藤憲一や平泉成、寺島進など、新鮮だった。

  • エル・オレンス

    5.0

    暴力色は強いが、最後まで魅せられる不思議

    北野武初監督作。 個人的に、バイオレンス色が強すぎる映画は苦手な部類なんですが、突拍子の展開、奇抜的なカメラワークと演出に魅せられちゃいました。初監督作とは到底思えない作り込みと完成度だと思います。 演技に関しては、かなりたけしの素が入りまくっていて、それはそれで面白いです(笑) 完全に大人向けですが、撮影当時42歳の若いビートたけしのギラギラした格好良さが際立つ傑作の一本。

  • ☆希望の星☆

    3.0

    面白かった‼たけしの初監督作品

    北野武の初監督作品 というか 他の作品は見たこともない 先入観かもしれないが 抵抗があり見れなかった お笑いのセンスは認めるが なぜ 監督⁉という疑問 映画に答えがあった 撮りたいテーマがあるようだ それも明確な。 展開が実に自然で最後まで見ていた 洗練されたヤクザ映画 この映画で 映画作りの面白さにはまってしまったようだ

  • dou********

    4.0

    正義は悪に勝てない

    これ、今でこそ良い映画と思えますが、子供の時に初めて見た時は怖ろしいの一言でした。暴力シーンが怖いのは当たり前として、岸部一徳が白竜を叱るシーンで、叱られてるほうの顔がまったく見えなく撮るセンスとか、そういうのが怖かったですよね。  これは自分が勝手に想像してることなんですが、北野監督は人に夢を与える映画じゃなく、あえてまったく逆に夢の無い映画を作りたいのでは。正義は悪に勝てない・・・みたいなことがずっと貫かれてる気がする。そして不思議なことに第一作であるこの作品がいちばんそんな感じがします。

  • bel********

    4.0

    荒削りだが才能が光る作品

    独特な世界観を表現している点が高評価。 荒削りだがそれも魅力に見えてしまう不思議。 暴力シーンの見せ方はさすが。 ビンタが続くシーンが一番好きです。 才能だなあと感心したり。 役者たけしは無口でいいんですよ。 多弁なキャラだと浮くのです。 自分の土俵に持ち込んで勝負。 それでいい。 川上麻衣子さんが抱かれるシーン。 自然体で素晴らしいです。 首吊り死体がキレイだったのはいいと思います。 いつも糞尿が垂れ流しになるとは限らない。 目鼻口から体液が必ず垂れる必要もない。 表現としてはあれくらいでいいです。 評価を満点にしないのは物語に若干の 不出来さを感じたからです。惜しいです。

  • par********

    3.0

    ヘタで風変わりで奇妙におもしろい

    「世界のキタノ」の第一作。キタノ映画初体験、度肝を抜かれた。ビックリするほどに下手くそなのだ。特に前半部分があまりにもひどい。特に意味もなくカメラを大仰に振っては観客を疲れさせる、無駄なカットは多い、意味のないシーンが連続する、シーンの切り替えが唐突で不自然だ、とにかくカメラに対する不満が多い。顔が見切れるショットも少なくないが、ひょっとしてスタッフに嫌われていたのだろうか。 階段の昇り降りや徒歩をやたら大袈裟に演出するのも謎だ。さらに二人で会話をすれば平気で何度もイマジナリーラインを行き来する。映像のご法度である。奇抜というよりは素人丸出しの映像だ。見づらいことこの上ない。これらの「演出としての意味のなさ・下手くそさ」こそ画期的で面白いのだ、と擁護する人もいるかもしれない。確かにヘンテコを眺めるのは珍しくて面白い。けれどそれはそれ以上の意味はなく、少なくとも前半の不出来な演出の数々は全体に対して殆ど寄与してなく、これらは単純に北野武が素人だったからヘンテコだったという事実に過ぎないと思う。少なくとも前半は限りなく素人くさいただの失敗作だ。 しかし、撮影しながら映画のコツを掴んできたのか、中盤に近づくに連れ凡ミス演出は減り徐々に面白さが増してくる。この映画でいちばん好きなのは白昼での逃亡者とのチェイスだ。桜の舞い散る街中で犯人を追いかける姿はどこかユーモアがあって面白い。そして牧歌的なチェイスのあとに唐突に出現するバイオレンスはまさに北野武の持ち味であり、そのパッと現れる暴力性に衝撃を受ける。内省的で寡黙な世界観と、突如として炸裂する暴力性、その入れ替わる二面性が面白いのだと思う。 チンピラをひたすらビンタし続けるシーンがお気に入りだ。大した暴力を奮っていないのに最も暴力的なシーンだ。署内で暴力団の団員を暴行するシーンも面白い。少ないカットと最小のセリフでスリリングに殺し屋との対決を描いている。 ここまで来ると、かなり映画として様になってきていて面白い。 全編に渡って満ちている瞬発的な暴力と死、その定石や前置きのない瞬間的な暴力こそ、バイオレンスの本質だ。ニューシネマ的な生の軽さに、全体に渡って緊張を強いられる。暴力を基軸とした先の不透明さ、そこが独創的で風変わりでこの監督の最も面白い点だと思う。 この映画はとにかく変わってる。空虚で冷え切った価値観が、夢のような掴みどころのない世界観を作り出し、根無し草のようにふわふわと漂い続ける物語が、寡黙なその男の心情と結びつく。 映画全体を通して何故かその男に納得できる。この絶妙なバランス感覚が、本作を文学的な匂いが漂う特異なバイオレンス映画としてギリギリの所で成立させている。

  • k47********

    5.0

    当時を振り返る

    ビデオレンタルで新作時に借りて鑑賞したと記憶しています。確か中学1年で多感な時期な私にとって物凄く衝撃的な内容でした。 劇場公開中、劇場の前に張り出されたポスターを見てシンプルかつ斬新な造りでその時からかなり気になってました。ビートたけしが監督主演ということでコミカルな内容なのかな?とも勝手に想像していました。 劇中のビートたけしを戦場のメリークリスマスや、たけしくんハイ!ひょうきん族のイメージのままでVHSを再生したものだからあまりのギャップに一時停止をして小休憩を取りたくなるほどの恐怖でした。 刑事物といえば大都会や西部警察、特捜最前線や太陽に吠えろ、コミカルなところではあぶない刑事なんかを散々見てきた私というか日本人がこの映画で受けた斬新な衝撃は計り知れません。 油紙に包まれた拳銃、不細工な走り方、冷淡な無表情、無声や無音。善悪や敵味方は設定上だけ警察やヤクザという職なだけでもし入れ替わったとしても同じ穴の狢。こんな映像それまで観たことがありませんでした。 ラストの壮絶な撃ち合いですが上記TVにも挙げた刑事物漬けの私には相当なもので、撃たれても倒れない人を観たことがありませんでした。撃たれてもそのまま撃ち続ける人を観たことがなかったのです。 想像を絶するラストを経て観終わった後、なんとも言えない言葉にできない気持ちになりました。 もしビートたけしが映画を勉強していたらこのような作品にはならなかったと思います。故に色々撮影は苦労されたと想像しますが感性だけで言わば初期衝動に任せ撮ったような作品。ある意味完全無欠のオリジナルです。 今観ると当時よりは衝撃は薄いでしょうがまだもし観ていない方がいらっしゃいましたら是非おすすめしたい素晴らしい北野武監督作品です。

  • shi********

    5.0

    単純によかった

    良かった「

  • jir********

    5.0

    北野武全部乗せ

    「芸術家は処女作に向かって進化する」という言葉がある通り、 まさに北野たけし監督の全てが詰まった作品となっている。 コミュニケーションの手段が暴力しかなく孤独で破滅的で、意外と「悪い奴らは必ず死ぬ」というモラルテール、道徳的な話しにもなっている。 たけしの存在感が凄く、表れば何をしでかすか分からない迫力につい「待ってました!」と声をかけたくなるほど。 岸部一徳、佐野史郎、遠藤憲一らの演技も目を見張るものがあり脚本を 一つも二つも上の段階に引き上げている。 フランスでレジオンドヌール賞を貰った際「 コメディもできる完璧な芸術家 」と評されたが、 私たちからすればコメディができるのは当然知っていてなおかつ映画監督と、この演技力。 鬼気迫ると言った感じで全てをのみ込んでいく。 ちなみに勲4等も貰い一般人では最高位、これ以上は政治家などにしか与えられない。 スピルバーグでさえ勲5等。 そんなたけしだが最近は明らかに年で衰えてきているのが悲しい。 元気で凶暴なたけちゃんをまた見たいよ・・・。

  • yobanhara8

    5.0

    天才北野武と映画との奇跡的な出会い

    当時、映画館で観終わった後の「どえらいものを観てしまった」というあの衝撃は未だに忘れられない。これまでに触れたことのない映画の質感、それをお笑い芸人が撮ったという衝撃。その時の自分の感性が間違っていなかったことを、北野武はその後数々の作品で証明してくれた。

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