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その男、凶暴につき

たーちゃん

3.0

ネタバレ痩せていて、カッコ良いたけしさん

北野武監督の監督デビュー作です。「アウトレイジ」を彷彿とさせる暴力シーンのオンパレードで、北野監督のやんちゃぶりが分かる作品です。アクションシーンのリアル感がものすごく、本当に殴ってるよなぁというシーンが多数ありました。 ただ構成の粗い面が目立ちます。スローモーションの必要のないところにスローモーションを入れたり、犯人を追いかけている刑事が缶コーヒー飲みながら歩いていたり。歩いていて、何もないのにいきなり逆方向に走ってみたり。もっと省略できるカットがあるなと思いました。 あと我妻諒介(ビートたけし)の妹 灯(川上麻衣子)が退院するシーンがありますが、何で入院していたのか。少し意識が変なところもあるので、覚せい剤などの薬物でおかしくなったのか。それとも精神的ショックな事があったのか等は良くわかりません。 覚せい剤の密売組織と殺し屋清弘(白竜)との関係など、ひとつひとつのエピソードが心象風景的に描かれていて、関係性が良くわかりません。黒幕は仁藤(岸部一徳)なのはわかりますが、どういう関係になっているのか良くわかりません。でもまぁ勢いで一気に見せてしまう迫力のある画面作りをしているので、見れてはしまいますが、映画としては未完成の部分が多々あるかなと思いました。 警察のロッカールームの清弘とのやりとりと、映画館前での暴発による一般市民を巻き込んでのやりとり。ラストの清弘との銃撃戦はとても迫力がありました。 白竜さんの無表情さが不気味です。 一番ラストに真面目な新人刑事だった菊地(芦川誠)が悪の組織に入っていくところは怖かったです。

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