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その男、凶暴につき (1989)

監督
北野武
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3.93 / 評価:580件

これで初監督作品とは

  • abu******** さん
  • 2012年10月1日 20時25分
  • 閲覧数 1166
  • 役立ち度 3
    • 総合評価
    • ★★★★★

これが初監督作品だとは思えないぐらい、
ちゃんとした作りになってる。
そしてなによりも、初めからすでに
「北野武の映画」になっているということが驚き。
彼の作家性は、最初から確立されていたのですね。

劇中、エリック・サティのグノシエンヌ第1番が幾度となく
流れてくるのですが、よくよく考えてみれば、武の映画と
サティの曲というのは、どこか通ずるものがあるなという
気がします。サティの曲は、シンプルで独特なトーン、
一度聞けば「あ、これはサティの曲だ」ってわかる
そのオリジナリティが特色。武の映画もやはり切り捨ての
美学によるシンプルさと、画面全体からにじみ出る独特な
トーンが支配していて、一目見て武の映画だ、て
感じるものがある。

この作品では、特に「削ぎ落としていく」感じが
終盤になるほど強くなっていて、ラストの一騎打ちでは
それがピークに達する。犯人をひいたと思いきや
突如車の窓ガラスを襲撃するシーンや、延々と
平手打ちする尋問のシーンなど印象深いシーンは多いが、
やはりラスト、薬を探す妹を見下ろすたけしの顔。
これが強烈ですね。しかも撃ち殺しちゃうんだから、
実にショッキング。武のバイオレンス映画は、
良い奴とか悪い奴とかじゃなく、みんな
ドロドロだってのが共通してますね。

詳細評価

物語
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