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その男、凶暴につき (1989)

監督
北野武
  • みたいムービー 132
  • みたログ 1,920

3.93 / 評価:580件

最後の我妻顔・・・(涙)

  • キリンショック さん
  • 2012年12月7日 20時11分
  • 閲覧数 3425
  • 役立ち度 5
    • 総合評価
    • ★★★★★

よくあんな残酷シーンが描ける物だと
心底恐怖したんですが

映画はいきなり中学生らが夜ホームレスの老人を
公園で暴行する所から始まり
その直後にそのグループのリーダーらしき家に
刑事の我妻諒介(ビートたけし)が訪問・・・・

そして場面は昼に変わり船に乗った老人に向けて
橋の上から空き缶を投げつける小学生(先の中学生予備軍?)
そんな小学生らが走り去った後
不気味な音楽と共に橋の向こうから歩いてやって来る我妻

もうこのオープニングだけで
絶対ハッピーエンドで終わるハズがないと断言できる
北野武デビュー作「その男、凶暴につき」

話的には同僚の復讐に燃える我妻と
実業家仁藤を心底崇拝していた殺し屋清弘
この二人が誰も望んでないのにお互いが破滅するまで
徹底的に殺し合うって言うそんな悲しい映画なんですが

それこそ死ぬほど気分が悪くなるとかトラウマになる様な
そう言ったマイナス感情は意外と少なく
その時代(バブル末期?)に流行ったぽい
社会問題(キレやすい若者にクスリ問題等々)も
そんなもん社会のせいでも時代のせいでもなく
イジメる人間に、不正に金儲けする奴らが悪いだけなんだから
そんなクズは俺が片っ端からぶっ殺す的に色んな悪党を
我妻が容赦なく懲らしめてくれる所は
ホントスッキリした気持ちのまま映画を楽しめました。
(ただ清弘はちょっと可哀そうだったかも)

でも結局最後は我妻も
妹の事を不憫に思ってとか、妹の将来を考えてとか
そんな映画的にカッコイイ理由じゃなく
「もうなんかコイツ(妹)めんどくせ~から撃っちゃえ!」見たいな
主人公自身もいつの間にかクズになってしまってた
そんな「ミイラ取りがミイラになる」悲しい映画だった様な気がします。(涙)
あの最後妹を見つめる我妻の顔は悲しいの通り越してちょっとしたホラー映画でした。

ただ我妻と菊池コンビは笑えて、怖くて、ドキドキし
もっと二人のやり取りを見たかったなぁとも思ったんだけど
ヤッパリあんな最後見せられるとねぇ~(苦笑)

因みに映画冒頭で我妻諒介が唇を触りながら新聞を読んでるシーンがあるんですが
愛情に飢えてたり愛情を欲している人程口に手が行く仕草をするってのを
「悪の教典」のハスミンがドラマの中で言ってました。(笑)

詳細評価

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