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多羅尾伴内 (1978)

監督
鈴木則文
  • みたいムービー 1
  • みたログ 18

4.00 / 評価:7件

アキラの七つの顔の男だぜ!

  • osugitosi さん
  • 2011年10月22日 23時53分
  • 閲覧数 734
  • 役立ち度 10
    • 総合評価
    • ★★★★★

もともと、片岡千恵蔵主演でシリーズ化された
映画があり、その映画には比佐芳武という人の原作があり、
それを基にしての、小池一夫原作、石森章太郎作画の
コミック版が登場して、それを映画化したのが
本作ということになってます。
(ややこしい?)

しかして、その実体は
千恵蔵の映画版をオマージュ的に構築し、
主演をアキラにバトンタッチさせた
ま、簡単に言えばリメーク作です。
(原作とか漫画版は関係ない?)

しかも小林旭の主演となれば、その魅力が
全開でして、この作品は東映ですが、
かつての日活時代のアキラのイメージも
引き継がれ、タイトルバックからすでに
アキラの歌が流れます。

そして、いきなりスタジアム。
日本シリーズの熱戦模様のシーン。
何とかレッドソックスという日本には実在しない
チームの設定です。
本物のフィルムと役者が演じる
野球選手と山田二郎の実況アナウンスを上手く編集して
盛り上がり感を出してます。
ホームラン!打った選手が歓声の中、一累まで走る。
すると途中でバッタリ倒れてしまいます。
人気選手でしたが、死んでしまいます。
大観衆の中での殺人事件勃発!
現場に居合わせた
探偵多羅尾伴内が事件の解明に乗り出す・・・

この冒頭から掴みはOK。
途中でどうなってるか分からず、
ダレル部分もありますが
見せ場を各所に盛り込んで、あきさせません。
音楽が「仮面ライダー」や「Gメン75」の
菊地俊輔だからか、いかにも70年代の
チープな雰囲気もありますが
仕方ないでしょう。

歌も盛り込まれ、
アキラは、1978年当時の大ヒット曲
「昔の名前で出ています」を
ギターを持った渡り鳥と言うより、
同時期の特撮TV「怪傑ズバット」を
思わせるイデタチで披露するのを始めとして、
八代亜紀もクラブのシーンで歌います。
セリフもあります。
さらにはあのアン・ルイスも登場して
少し歌のシーンも出ますが、
恐怖におののく演技を見せます。

さらにさらに、キャッツアイという
当時人気のピンクレヂィーの亜流とも言うべき
ヂュオも登場します。
(そんなのいたかな?さすがの私も覚えてません)

あと当時フォーリーブスの江木俊夫も出てますが、
歌いません。
江木俊夫といえば、私らにすれば
フォーリーブスというよりも
「マグマ大使」のマモル少年役ですね。
それよか前の黒澤明の「天国と地獄」で
誘拐されそうになる子供役もありましたが、
この作品でも誘拐?されます。
オマージュかな?

そして多羅尾伴内といえば
クライマックスの定番。
「水戸黄門」なら「この印籠が目に入らぬか!」、
に匹敵する
お決まりのセリフ・・・
「あるときは、片目の運転手、
 あるときは、酒場の流し、
 またあるときは、怪人せむし男云々・・・」
「しかして、その実体は!
 正義と真実の人!藤村大造!」

千恵蔵版でも有名なこのセリフが、
アキラによって堂々と語られますと
笑いを通り越して
ジーンときちゃいました。

これで作品の欠点などみんな
吹き飛んじゃいます。

もう後1作しかないけど、
小林旭版のシリーズをTVに移しても
いいから、もっと続けてもらいたかった。
そう思わせる作品でした。

詳細評価

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