トラック野郎 御意見無用
あらすじ・解説
解説:allcinema(外部リンク)
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作品レビュー(18件)
- est********
5.0点
この作品は多くの人が言っているようにまず「寅さん」のような、一本気で不器用な人の姿が生き生きと描かれています。いつの時代も「泥臭い」と称される人々の、それでも必死な姿が時代を超えて共感を呼ぶんです。商業映画ですから刺激も強めですが、それが「寅さん」後期のような枯れた味わいではなく、何かギラギラとした活気をも描くことになったんです。平成~令和を経た今でも、男と女の「惚れた腫れた」は不変だから、観る者の心を一定はつかめるんじゃないですかね。いつの時代に作られても、「人の本質」を描いた作品は後世まで残るんです、と思います。
- uu1********
2.0点
初めて見ましたが下ネタ多いですね。喧嘩など行きあたりばったりの行動が多く、単純なストーリーです。全シリーズ一度も見たことがなかったので一度見てみようと思い第一作を見ました。時代背景などは興味がありました。次作以降は見ないと誓いました。
- cby********
5.0点
でも不思議と許せる。昔だから?一番星の魅力がそうさせるのかな。実際に回りで起きたら不快感しかないだろうな。女優陣はヒロインからソープ嬢まで皆かわいい。ジョナサンは完全にニャンコ先生。宣伝部長や亀さんでしか知らなかったから新鮮。色んな話が詰まっていて物語としては支離滅裂だけど何も考えず娯楽作品として観るととても楽しい。シリーズで追います。
- fg9********
4.0点
…菅原文太の『仁義なき戦いシリーズ』は全作観てしまったが、『トラック野郎シリーズ』は初めてだったので観てみる。 …あらすじは、解説のとおり。 主人公は一番星桃太郎(菅原文太)というトラック野郎と、その相棒の子沢山のトラック野郎のヤモメのジョナサン(キンキン)が中心に話が進む。 ある日、桃太郎は飯屋で働くヒロインとトイレで遭遇し、『僕』なんて言葉を改めて惚れ込んでしまう。 また、桃太郎に密かに思いを寄せるトラック女郎も登場する。 このトラック女郎には九州のトラック野郎(佐藤允)の兄貴がいて、こいつが桃太郎にガチンコ勝負を挑んできて、桃太郎は敗れてしまう。 で、ヒロインを巡る勘違いから二人は殴り合いの大喧嘩をおっぱじめるが、佐藤允が菅原文太に劣らず男気あって豪快な笑顔が眩しい。 そんなある日、捨て子を拾う羽目になったが、7人いても8人いても同じこととヤモメのジョナサンが引き取ることにする。 ヤモメのジョナサンは元警察官で、過去に纏わる事情はちょっぴりシンミリとさせてくれる。 桃太郎は、金持ちの令嬢と思い込んでいたヒロインに自分の気持ちを打ち明けるのだが、彼女には案の定恋人がいて、その恋人が金持ちの家の人を事故死させてしまっていたので、彼女は必死で働いて、その金持ちの家に賠償金を払いに行っていたのだった。 話しが長くなりそうなのでこの辺で止めるが、ヒロインとその恋人は別れる決意を固める。 その話を聞いた桃太郎は、その二人を再び結び付けようとヒロインをトラックに乗せて、裏道・悪路もなんのそので、トラックをかっ飛ばすというストーリー。 恋あり悲恋あり、義理と人情・友情もあり~のの、日本人気質テンコ盛りの御意見無用の浪花節を愉しめた。 ガソリン・スタンドの店員役で、ダウンタウン・ブギウギバンドが出演しており、こんな下手な感想を書くよりも、本作品のテーマソング・一番星ブルース(作詞:阿木耀子、作曲:宇崎竜童)の歌詞を書いた方が、余程内容の雰囲気は伝わるだろう。 ♪男の旅は一人旅 女の道は帰り道 しょせん通わぬ道だけど 惚れたはれたが交差点 一番星 空から 俺の心を見てるだろう もののはずみで 生れつき もののはずみで 生きてきた そんなセリフの裏にある 心のからくり 落し穴 一番星 出る頃は 俺の心に波が立つ ガキの頃なら 願かける そんな習慣(ならい)もあったけど 今じゃ行く末見るような 星の流れの はかなさよ 一番星 消えるたび 俺の心が寒くなる♪ 改めて、菅原文太しのご冥福をお祈り致します。
- cek********
5.0点
「3S」=スピード・スリル・サスペンスはいい娯楽映画の条件に挙げられますが、それに匹敵するものとして「6B」を提唱させていただきたい。いわく、「バカ・バディー(相棒)・暴走・バトル・美女・B級」。ね、『トラック野郎』ってこれ全部備えてるんです。おもしろくないわけがない。 全編エピソード詰め込みすぎだし、ヒロイン登場場面の<バックでお星様キラキラ>なんて陳腐極まりないったらないの。くっだらないギャグに下品、お下劣満載だしさぁ。 でもなぁ〜、でもなぁ〜。やっぱりエエのよ。何回観てもエエんですよ。 こんなさぁ「人情に篤い」映画、今こそもっともっと作ってくれよ。衝撃作や話題作もいいけどさぁ。 これはですね「映画は誰のためにあるのか、批評家や作り手のためにあるんじゃない。日常の地べた毎日はいずり回ってるアンタのためにあるんだ」って高らかに謳ってる作品だと思うんですよ。 夏休み、毎年民放でジブリもいいけれども、これをこそ放送するべきなんじゃないかなぁ、今こそ。でもトルコ風呂(あえてそう書きます)の場面とかブツブツに切られて放送されても腹たつばっかりかぁ。 しんどいことがあっても「明日の休みは、録ってる『トラック野郎』観よ」と思ったら、生きていける…そんなふうに思える作品ってスゴイですよ、やっぱり。 ちなみに言いますと、この『御意見無用』のシナリオ、75年当時の『年鑑代表シナリオ』の中の一編に選ばれてるんです。軸となるお話はしっかりしてるんですよね。 『トラック野郎』は走り続ける。文太さんとキンキンがいなくなったって、この世に男の子の純情と勘違いと、どんぶり飯とレバニラ炒めと、脂汗と脱糞が存在する限り走り続けていく。
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