用心棒
あらすじ・解説
解説:allcinema(外部リンク)
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予告編・動画
作品レビュー(182件)
- yyb********
5.0点
支配組の中にジャイアント馬場に似た人がおり、初めは本人じゃないかと思ったが違う人だった。迫力の時代劇。
- cbf********
5.0点
三船敏郎様しか居ないと確信しました
- hik********
2.0点
名作と言われているほどではないかなって感じでしたね。 三船敏郎氏、司葉子さんの芝居は素晴らしかったです。 モノクロの映像で映る流血は、カラーで映るそれとはまた一味、違ったおどろおどろしさがあって良かったです。 ラストの決闘シーンがややあっさり気味で物足りなかったですね。
- たーちゃん
5.0点
ネタバレまるで西部劇
このレビューにはネタバレが含まれています。 - とみいじょん
5.0点
先が読めそうで、読めない展開。 からっ風吹きすさぶ、がらんどうな宿場町。 宿場町の住人の、鬱々とした怒り、あきらめ。ーー名主のたたく太鼓の音ですら、単なる仏への祈りというより、力任せになぶりたたいているようで、心の底にしのぶ怒りを響かせる。 欲の皮の、限界まで突っ張ったやくざな者たち。 悪戯小僧のような茶目っ気のある浪人。ーー正義感と優しさがベースにあるのだが、正義感丸出しでというより、ちょっとかき回してやろうかい、みたいな、騒動を楽しんでいるような、余計なお世話的な動機がちらほら透けて見える。 すべてが、浪人の手の平の中で回りそうに見えたとき、 そのからくりを見抜く目をした男が帰ってくる。 そして…。 冒頭、雄大な山脈を遠景に、一人の男が歩いていく。 それだけで、引き込まれる。その音楽のリズムと、男の背中の揺れと、カメラワークの妙。 棒を投げて、行き先を決める様。男の人生をーー勝手気ままな放浪の人生をそれだけで説明してしまう。 この時、浪人がさりげなくジャンプして投げている様がかわいい(笑)。重厚な雰囲気を漂わせる人物だが、重々しいだけじゃないんだ、この人(クスっ)。 お太鼓持ちの十手持ち、現状にいら立っている飯屋の親父と、余裕をかます浪人、いきがるやくざ者。ラスボスは女郎屋の女将。 そのアンサンブルが、うまくハーモニーを醸し出し、混声合唱団の調べを聴いているかの如くはまる。 茶目っ気のある浪人以外、コメディを演じているのではないのに(笑)をさそう。 要所・要所に挟まれる、スピーディな殺陣。 親子の人情シーン。 泥臭く這いずり回るシーン。 浪人の作戦も、うまくいきそうに見えて停滞し、またうまくいきそうに見えて破城する。ハラハラドキドキ…。 飯屋の親父と浪人の掛け合いが、浪人の無鉄砲を諫め、かばう父のようにも見え、この騒動が横糸なら、縦糸のように一本筋を通す。 そして、さりげないシーンで表現する緊迫感…。鬼気迫る女郎たちの演奏・踊り。ラストの鬼気極まった名主。 そんなシーンを、ズームで撮ったり、俯瞰したり、遠近法を駆使したり。飽きさせない。 決着がついた後も見事。 ほっとしたのもつかの間、名主で緊張を高め、そして、あの台詞。この爽快感。 役者は、これもまた、『ウォーリーを探せ』状態。あんなところにあの人が…。 三船氏はもちろん、東野氏がしっかり、三船氏の相方を務め、この宿場町の騒動を観客が共感しやすくしてくださる。怒った顔、呆れた顔、心配する顔。意外にも(失礼!)亥之吉を丸め込むように度胸がいい。 山田さんは、「着物に線が出るから」と、着物をお召しになるときには、現代的なランジェリーではなく、昔からの和のランジェリーだけをつけたと聞くぐらい、”粋”を体現なさった方。なのに、この映画での業突く張りの婆ぶり。恐れ入りました。 仲代氏は、切れ味鋭い男を演じてくださったが、『椿三十郎』と比べると、甘ちゃん。『渡り鳥シリーズ』とかに、出てきそうだ。だが、『天国と地獄』等でも違う印象の役を演じていらっしゃって、そのバリエーションの広さにしびれてしまう。 そして、藤原氏。最後の最後に本領発揮。 『椿三十郎』と姉妹版だとか。 こちらが先なのだが、私は後に見てしまった。 だからか、よりコメディタッチな『椿三十郎』より、こちらの方が話の展開が緊迫感にあふれているように思える。 『椿三十郎』の方は、加山氏演じる若侍達が、ぴょこぴょこついてきているから、多少説教臭くなっているが、その対比がおもしろかった。こちらは、東野氏演じる親父がハラハラしていたように、見方によっては騒動を大きくしている悪戯小僧。どこまでやるんだとか、何をやらかすんだと、より、野性味があふれている。 女性陣の、ギリッギリな様と鷹揚さの対比の味付けの差も映画の雰囲気を違うものにしている。 仲代氏も、己の才能にうぬぼれて居るところは一緒だけれど、こちらは、銃がないと裸になったような物頼みの甘ちゃんに比べて、『椿三十郎』では、ある意味中間管理職。己の才覚頼みで上司を手玉に取ろうとして、連座して失墜というあはれがにじみ出ていた。 両陣営を手玉に取って、問題を解決しちゃうスタイルは同じだけれど、素材をいろいろな味付けで料理できる。 やはり、黒澤監督はすごい。
スタッフ・キャスト
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受賞歴
ヴェネチア国際映画祭第22回