どですかでん
あらすじ・解説
解説:allcinema(外部リンク)
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予告編・動画
作品レビュー(56件)
- ky4********
2.0点
ネタバレ不自然なセリフと演技
このレビューにはネタバレが含まれています。 - ミミマル
2.0点
色々言いたいことはあるが、人間好きの黒澤明が人間嫌いになった作品。 以前の黒澤ならば救いのない原作に手を入れて光明を射し込ませるはず。 乞食の息子が死に埋葬したすぐ後に明るい音楽など不愉快だった。 そりゃ黒澤明も自殺未遂するわ。
- ガーディニア
4.0点
やはり強烈なのは、宇宙人のような頭の形の路面電車の青年。ダミ声の「どですかでん〜」が呪文のようで、しばらく頭から離れなかった。 その青年の母が経営する店の「てんぷら」の文字が、同時期1970年にリリースされた日本語ロックバンド、はっぴいえんどの「ゆでめん」にも似た裏路地感だが、万博も開催され、そろそろ街も近代化し、古来からの日本の怪しいものが消えていくタイミングなんですね。 だけどもこのてんぷら。ゆでめんよりも間抜けに響く。なにせ、てんぷら、だからな。 スターリンにもそんなタイトルの曲があった、からっぽの世界。 武満徹のペンによる、ディアハンター風なギター曲がまた良き。ラウンジテイストも入っててEの分散和音が煌びやかでアシッドフォークな美しい曲が盛り上げてくれる、冒頭の気狂いな電車の絵にぴったりなハイカラーな世界。 と、冒頭から、いきなり頭がくらくらしそうなシーンが続くが、物語そのものは貧民窟版メロドラマとも形容するものであり、人情噺であり、60年代風な喜劇シリーズの香りもして、いい話もあるが、そこいらに特別な仕掛けはありません。シムシティ的に貧民窟の日常を観察、にとどめます。 だが、三谷昇扮するルンペンの登場により、この映画の様相は一変する。 このルンペンの存在が、舞台の貧民窟に、強烈な臭気を放ち、どですかに負けないくらい強烈。 三谷のロンパリな目がまた気狂いのそれで。 このルンペンは、現実を見たくないがあまりに、夢ばかり見て、息子のルンペンにも夢に付き合わせて、挙句に働きもしないで、子供に物乞いをさせてる身勝手な最低野郎。 だけど、彼の夢の中では大金持ち。大草原に、大きな斬新なモダンデザインの家を建てる夢を見て、たとえ現実世界で身内に悲劇が起きても、その夢CADはますます肥大し、大邸宅に。 その夢は最後に、、爆発する! バーチャルリアリティの花火である。 どうしようもないクズだと思うでしょう。 あなたの周りにもいるでしょう。こんなやつ。 やたら自分の自慢ばかりする奴。 現実を目の当たりにしたら逃げる奴。 自分を大きく見せようとする奴!。 このルンペン同様に、現実を認めないための手段なのだろう。弱いし、哀しいし、孤独だ。 思わず目を覆いたくもなるだろうが、これを見て痛みを感じたその人の中にも、ルンペンはいるのです。 そんか人にとって、このバーチャル路面電車、どですかでん〜、の響きは心地よいものに違いない。 夢を大事にする、全ての人にとっては。
- スニフ
5.0点
ネタバレ人間の根っこ
このレビューにはネタバレが含まれています。 - WXYは知ってても、それだけじゃ
3.0点
スラム街の人間模様の点描、今となっては当初の意図とは少し違って往年の名優の姿を見る事が出来る。 設定は終戦直後の様な感じだが、格差化が進んだ近未来のスラム街としても良いくらい、「どん底」と同じ様に場所と時代を超えたスラムの人々。悲しさよりもコミカルな逞しさを表す。
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