ニッポン無責任時代
あらすじ・解説
解説:allcinema(外部リンク)
作品レビュー(36件)
- たーちゃん
4.0点
このレビューにはネタバレが含まれています。 - syo********
3.0点
詐欺師ものはエンタメ映画のジャンルとして存在するがこの映画の主人公は詐欺師と言うより単に病的に嘘や裏切りが平気なクズにしか見えない。 主人公が破滅しないのが不思議で不快な映画。 これがサラリーマン生活の鬱憤へのリベンジコメディーとしてウケた昭和はやっぱ異常。 建前ではまだ兵隊みたいに縦社会の命令絶対で駆けずり回ってるのに本音では倫理そのものが崩壊している。 大袈裟ではなく敗戦とその戦後の落とし前の半端さが戦後の日本人の倫理が崩壊した原因だと思う。 誰も責任を取らない国家では国民も無責任になるのが勝ちと言うことだ。 内容もタイプも違うが同等の不快さを今の韓流映画のクズな庶民派ヒーローものにも感じる。 ただ向こうの倫理の崩壊はそうでもしないと中世のような軍事支配社会じゃ生きて行けないと言うのが理由のようで植木のような気楽さはないかわりに怨念と切実さばかり感じるが。
- gre********
3.0点
昔(高度経済成長期?)の社会や会社についてよく分かる作品です。昼休みには社屋の屋上でバレーボールやキャッチボールしていたのですね。社長のあいさつも屋上でしたから、そういう意図で設計したのでしょうか?器は変われど人の本質は変わらないのも一つの真実で、「無責任」な「追従」が上手い人が出世するのかもしれません。「正直者が馬鹿を見る」ですね。今はなき「横浜プリンスホテル」も映像に残り基調です。この時代に働いていた方々のコメントを期待したいと思います。
- ルー
3.0点
潔くて小気味よくてデタラメに面白い。言うまでもなく昭和の勢いがあってこそ作れた映画だとは思うけど、作る側に姑息さがまったくないのがすばらしい。小賢しい演出、陳腐な小芝居、白々しい思惑が蔓延る昨今の邦画には大いに見習って欲しいものです。
- kot********
4.0点
植木等さん演ずる「平 均(たいら ひとし)」が、口八丁と行動力で世の中を渡って行く痛快コメディ。高度経済成長期の元気なニッポンが背景に描かれ、元気が出る感じがします。 また挿入されるクレイジーキャッツの曲もいいですね。「無責任一代男」、「ドント節」、「スーダラ節」、「ハイッそれまでヨ」等々名曲の数々が聴けます。それにしてもクレイジーキャッツの曲には、軽妙な中に世の中の真理が写し出されていていいな~と思います。歳取って聴くと、そう感じてきます。 嫌味もなく、気楽に楽しめる映画です。
スタッフ・キャスト
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