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日本一の裏切り男

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3.0

戦後日本のサクセス・コメディ

特攻隊の生き残り、日の本太郎(植木等)が戦後の昭和の歴史の中で、裏切り,裏切られを繰り返しながら成り上がっていくサクセス・コメディ。昭和の活力が垣間見えます。 荒唐無稽なストーリ展開ですが、朝鮮戦争で弾丸が必要になるからパチンコの玉を買い占める、道路整備で土地の値段が上がるから整備予定の土地に建物を建てて立ち退き料をせしめるなど、先を見越して事を仕掛ける様が楽しいです。 劇中、クレイジーキャッツの面々が活躍するのはもちろんですが、ザ・ドリフターズや藤田まことといった方々も登場し、いいアクセントになっています。 なぜか二宮金次郎の像が要所要所で出てきますが、苦境に耐えて精進し、成功をつかもうというこの映画の製作当時の風潮を示しているのかな、とも思われます。最近は“歩きスマホ”の問題で、二宮金次郎像が苦境ですが・・・。

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