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眠狂四郎 勝負 (1964)

監督
三隅研次
  • みたいムービー 3
  • みたログ 118

3.85 / 評価:33件

眠狂四郎の覚醒を決定づけた1作

  • najarake さん
  • 2014年12月22日 10時06分
  • 閲覧数 1420
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

柴錬+三隅+雷蔵のスーパー・トリオで超ヒット・シリーズを覚醒させた作品。

「大菩薩峠」(三隅+雷蔵)1960年→「斬る」(柴錬+三隅+雷蔵)1962年→「眠狂四郎 殺法帖」(田中徳三監督)1963年→「眠狂四郎 勝負」本作1964年
という系譜で、眠狂四郎シリーズは大きく覚醒してきたようです。
本作の眠狂四郎はなにやらいい具合に肩の力が抜け、すっきりした透明感とスッパリとした凛々しさがあり、これまでの連作の中にあるひ弱な陰のある剣士とは違う姿で、どこか頼りがいのある無頼漢に変化ししています。
このあたりが、時代受けしたのではないかと思えますが、今観ると、出生の苦悩を背負った悲哀が魅力的であるようにも思えるのですが、それでも、この作品で雷蔵=眠狂四郎が確立したということです。

円月殺法も5人の剣士との立会いを通じ、様々検証され、弱点や無敵さの表現が生み出されてきたようです。かまえの見せ方はこの後、剣の軌跡を見せたり光が反射したりという工夫がさらに加わるようですが、本作ではシンプルにどのような殺法であるのかを検証して見せているようです。小説でしかイメージできなかった、無敵の剣法を実写化して見せ、あまりの美しさに往時の人々は、剣が円を描ききる間もなく引き寄せられたのでしょうか。

お奨めです。やや緩慢な展開やモタツキも感じられますが、雷蔵の姿で帳消しでしょう。

そして、悪役をやられた須賀不二男さんでしょうか、見事な役作りです。背中に詰め物をして猫背風を強調して登場の瞬間「ほおっ」と思えます。最後はあっけなかったのがもったいない、生き残りシリーズ通じての敵役になってくれればなあ・・などと思ってしまいました。是非、ご照覧ください。

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