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忘れえぬ慕情 (1956)

TYPHON SUR NAGASAKI/TYPHOON OVER NAGASAKI

監督
イヴ・シャンピ
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3.33 / 評価:3件

ダニエル・ダリューvs岸恵子!

  • bakeneko さん
  • 2016年6月7日 7時35分
  • 閲覧数 723
  • 役立ち度 3
    • 総合評価
    • ★★★★★

長崎を舞台にした本格的な日仏合作映画で、「君の名は」で当時人気絶頂だった岸恵子(24歳)が本作の監督:イヴ・シャンピと結婚することになった馴れ初め作品でもあります(“日本の男達は一体何をしているんだ!”―と小津安二郎監督が嘆いたとか…)。
造船所の技師と着物屋の娘の恋に、嘗てのフランスでの恋人が乱入して起こる恋愛ドラマで、ジャン・マレーを岸恵子とダニエル・ダリューが争います。

監督を始めとして、カメラマンや脚本&編集までフランス人による本作品は、“フランス映画のカメラワーク&視点”で、日本を描いていて、日本の風俗や着物、女性の美しさを新鮮な視線で見せてくれます。
3ヶ月以上も現地長崎でロケした本格的な合作作品で―
7月の末の“ペーロン競漕”や10月の“長崎くんち”、
三菱造船の進水式、
長崎市内や夜景と港の風景
平和祈念像と原爆落下中心地公園
文楽
そして、“地震と台風”といった欧米人には珍しい自然現象も劇中に取り込んでいます。

長期日本に滞在したダニエル・ダリューは、長崎のみならず広島の宮島まで足を伸ばしていて、日本語や日本髪&日本舞踊まで披露する奮闘を魅せてくれますし、自立した大人の女の恋心を演じて岸の一途さと対象をなしています(この時は39歳でしたが、演技はもちろん、美しさや可愛らしさでも岸を圧倒しています)。
他にも馴染みのスイス人役で「ゴールドフィンガー」になる前のゲルト・フレーベが気の良い友人役で出てきますし、山村聡、野添ひとみ、浅茅しのぶ、浦辺粂子らも共演しています(桂小金治も何処かに出ていたはずですが気がつきませんでした)。

フランスお得意の“恋の鞘当て”異国編で、日仏の恋愛感の違いを含めた恋愛対決に惹き込んでくれますし、クライマックスの台風の描写は「ハリケーン」を彷彿とさせる壮絶なもので、主演の3人も吹き替え無しで水を被って頑張っていますので、“ちょっと激しすぎるんじゃない?”と突っ込むのはやめてあげましょう。


ねたばれ?
劇中で3人が観ている文楽は“妹背山婦女庭訓”の四段目:道行恋苧環〈みちゆきこいのおだまき〉の場面で、庶民の娘と姫が美男子を取り合います。

詳細評価

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