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サディスト (1962)

THE SADIST/PROFILE OF TERROR

監督
ジェームズ・ランディス
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  • みたログ 11

4.33 / 評価:6件

鞭で“シバく”シーンはありません

  • bakeneko さん
  • 2009年11月19日 17時05分
  • 閲覧数 463
  • 役立ち度 4
    • 総合評価
    • ★★★★★

アメリカで実際に起こった事件を元にして、圧倒的な緊迫感&不快感で危機的状況での対決を描く、“実録風サスペンス&スリラー”の隠れた力作であります。

えー、古今東西一般的な製作会社が創ったメジャー映画の場合には、犯罪映画では暗黙の了承として“約束事&落としどころ&役どころ”が決まっています。
つまりー
(基本的お約束として)
悪者は罰せられる。
観客が“好意を持つ事情”を抱えた人物は助かる、
女、子供は酷い殺され方はしない
勇気をもった人物は好意的に描く
(落としどころとして)
犯罪者は善人でも捕まる(最期に改心して(主人公やヒロインを助けて)死ぬ
主人公(&ヒロイン&子役)は助かる
犯罪は割に合わない事を見せる
(役どころとして)
主演&大物俳優は生き残る(簡単には死なない)
ゲスト俳優は途中でいなくなる
ヒロインは助かる(または美しく死ぬ)
そして例えば、フォレスト・ウィッテカーならば、途中で改心する悪者で、
仲間にショーン・ビーンや天津敏がいた場合は必ず裏切る等、殆どの場合大体の展開が読めてしまうのであります。

本作は、実際に生じた凶悪事件を元にした、小さいインデペンデント系の映画会社の作品で、俳優は全て無名でありますし、のっけから上記の“メジャー映画の法則”を無視した展開で、観客の度肝を抜くと共にストレスの渦に叩き込んでくれます。
そして、犯人達の“凶悪さ”の過剰描写も定石破りなので、“どう展開するか先の読めない”新鮮な緊張感で物語を見せてくれます。つまり、現実に即した“甘い展開等微塵もない”ドライな活劇に、すれっからしの映画ファンも緊張で肩の凝る作品なのであります。
低予算の“荒さと安っぽさ”が逆にドライなリアリズムとして長所となった希有な作品で、不気味な現実感漲る犯人との絶望的な対決に手に汗握るサスペンス映画であります。

ねたばれ?
制作費&技術がないので、スプラッター&エログロシーン等のサービス(?)は皆無ですが、犯人側のあまりの“凶悪さ”にストレス感が強過ぎるかもしれませんので、繊細な方はご遠慮を!

詳細評価

物語
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