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サテリコン (1969)

FELLINI-SATYRICON

監督
フェデリコ・フェリーニ
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4.04 / 評価:51件

表現主義的・マニエリスム的

  • bar***** さん
  • 2019年2月2日 12時34分
  • 閲覧数 158
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    • 総合評価
    • ★★★★★

サテリコン。フェリーニらしい映画ですね。『女の都』や『ローマ』などとよく似た幻想的な作風です。

ストーリーにたいした意味はないと思います。この映画はその過剰な美術装飾の奔流です。極彩色の衣装やセットはマニエリスム的であり、作者の幻想的な作風そのものを表しています。

サテリコンとはWikiによれば、帝政ローマのネロ期を描いた風刺小説『サテュリコン』が原作になっており、堕落した風俗を描きます。フェリーニはそれが自分の幻想的表現の下地にちょうどいいと思ったかもしれません。

私自身の評価ですが、フェリーニらしい芸術性ではあると思いますが、先ほども言ったとおりマニエリスム的であり、表現のための表現、といったように、表現の意義が宙に浮いてしまっている好例だと思います。

難解というものにも種類があり、手掛かりがあり、そこから奥深い表現が見える場合と、手掛かりがほとんどなくそこから先の表現性が見えてこない場合に別れます。この『サテリコン』は後者です。

フェリーニは素晴らしい作家であることは同意しますが、この『サテリコン』に関しては、とりとめがなさ過ぎて、まとまりを欠いた、表現主義的・マニエリスム的な作品だと思います。ほかの名だたる名作と肩を並べられる作品ではありません。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 不気味
  • 知的
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