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機動警察パトレイバー(OVA第1期) (1988)

Patlabor - The Mobile Police

監督
押井守
吉永尚之
  • みたいムービー 3
  • みたログ 123

2.92 / 評価:52件

社会的テーマ~ギャグまで、可能性は多彩

  • まつぼん さん
  • 2008年4月4日 23時54分
  • 閲覧数 489
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

かなり昔にビデオで見たことがあったが、最近DVDを見つけ、懐かしさのあまりレンタル。
『パトレイバー』といえば、TV版、劇場版などが有名だが、それらの前に出ていたシリーズ。

当時はマンガの原作も知らなかったが、近未来の設定や、ストーリー展開、キャラクターのノリ、BGMなど、惹かれる要素が非常に多かった。
ギャグっぽいところなどは、どことなく『うる星やつら』の雰囲気に似ている。

この作品で一番好きだったのが、妙に論理立てた感じの会話のやりとりだった。(押井守節?)
これの真骨頂は、4話あたりにあった「幽霊騒ぎ」の話だろう。
登場人物の一人、香貫花(カヌカ)・クランシーが、一連の事件の真相を論理立てて説明するのだが、この雰囲気が非常に好きだった。
言ってることは当時よくわからなかったがw、とにかく妙な説得力を感じ、引き込まれた。
ギャグっぽい流れできていた分、いきなりシリアスになるところにも意表をつかれ面白かった。

また、今回観て気付いたが、いくつかのエピソードには後の作品に似たものもあった。
「4億5千万年の罠」は”廃棄物13号”ぽいネタだし、「二課の一番長い日」は、劇場版2作目っぽいネタだった。
もしかすると、当時から”こういう話がやりたい”という構想がこれらのエピソードに表れていたのかもしれない。

キャラクターは、まさに個性的な面々が揃っている。
マンガ版が原作なのかは知らないが、ここまでキャラクターの持つ魅力を引き出したことは素晴らしい。
また、オリジナルキャラクター(?)の、香貫花(カヌカ)・クランシーも非常に良い個性だった。
(劇場版1作目に登場し、早々「コンバット!(戦争よ)」と言い放ったのには感動したw)

実はTV版というものを観たことがなく、OVA→劇場版→劇場版2→劇場版3という流れで来ている。(マンガは読んだ)
そのうちTV版も観てみるつもりだが、作品の持つ”味”としては、OVA版の方が強い気がする。
まあ、ストーリー自体はオムニバスなので、”厚み”というものは足りないかもしれないが。

このシリーズは、近未来の設定や、政治、経済、軍事、情報関連など、色々な社会的テーマが含められている。
また、人間同士の掛け合いや、警察もの、またロボットものとしての体裁も保っている。
その気になれば、かなり幅広い方向性でのストーリーを描くことができる。(ジャンルに縛られない)

最近は音沙汰がないが、できればまた何らかの形で、味のある物語が見たいところ。

詳細評価

物語
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