気の遠くなるような壮大な物語
- akirakirang さん
- 2009年8月1日 19時54分
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火の鳥という物語の中では、永遠の命を欲しがるものと、罰として永遠の命を与えられるものがいる。牧村は地球ではない星の生命体を大量殺戮した。この罪で、火の鳥によって裁かれる。
宇宙という、とてつもなく広い存在の中、ちっぽけな一人の男が宇宙と同じ寿命をあたえられた。その孤独と怖さは、想像をこえる。
自分の体を植物に変え、命の限り牧村を見守るナナという女性。牧村に嫉妬し、彼を殺そうとする猿田。人間の愛の深さと、残酷さがむき出しの世界だ。
そんな、火の鳥を作った手塚治虫は、すごい。
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