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火の鳥 宇宙編

コージ

3.0

ネタバレ死ねない恐怖と孤独と愛

鳳凰編、大和編とともに12,3歳のころテレビで観て 衝撃を受けた映画です。 はじめに観た鳳凰編の完成度と衝撃と感動があまりにも大きくて、 正直あまり本作のインパクトは残っていませんでした。 どっちかというと、感動より「ぞくぞく」と背筋の凍る怖さの印象でした。 登場人物も4人くらいしか出てこないし、 トーンが終始暗いというか、宇宙という未知なる舞台が設定なので SFテイストもあり・・・。鳳凰編大和編と比べると雰囲気が違います。 過去にある星で大量に星の民を殺した牧村は、火の鳥によって 不死の力を与えられてしまう。 老衰するとそのまままた若返っていく。 赤子になるとそのまま成人へとまた成長を始める。 その繰り返しで死ねないのである。 そんな牧村の運命も知らず、若い牧村に恋をするナナ。 そしてもう一人の乗組員の猿田もまたナナに恋をする。 とある星に不時着した3人 (あと2名ほどいたけど、途中で別ルートに行ってしまいます、 この流れが子供ながらに分からず「?」でした) 宇宙船の中を見ると赤子になっている牧村を発見してナナは驚愕する。 そして、その星にある植物は罪を犯した人間が姿を変えて 生きているという、女性の植物には乳房がついている。 ナナは牧村にその乳を飲ませる。 脱出しようと説得する猿田。 ナナは牧村を見守るべく衝撃の決断をする。 そんなナナの姿に嫉妬した猿田は赤子に戻った牧村を殺そうと 谷に放り投げる。 しかし、牧村は死ぬことはできず また這い上がってよちよちと砂漠の星を進む・・・。 向かう先にあるのは、牧村の命となるべく 植物の姿に変えたナナでした。 (猿田も火の鳥によって罰を受けます。) 衝撃のラストショットはよく覚えています。 ナナの潔さというか、 なんとも言えない命の重さ、 罪の深さ、愛(母性)の強さ、怖さを感じた映画でした。 子供には衝撃が強い作品ではありましたが それでも、色々と考えさせられる物語です。 ☆3つです。

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