解説
実写SFアンソロジー番組のティストを狙って企画されたOVA路線『トワイライトQ』。その第一弾作品。 女子高校生・滝沢真弓はある島で遊泳中、海底で偶然に一つの古びた水中カメラを見つける。だが中のフィルムを現像すると、そこには真弓自身と会ったこともない男性の姿が写っていた。友人・紀和子とともにカメラの素性を追う真弓はカメラメーカーに赴くが、そこで彼女はまだカメラが発売直前のものであり、しかし何故かすでに数年以上の経年状態にあるという驚愕の事実を聞かされる。そして一同の目前で、消えてしまうカメラ。事態の謎が気になる真弓は、もう一度、カメラを拾ったあの島に向かい、何か手がかりを得ようとするが、そんな彼女を待つのは、時間を超えた神秘の体験だった。 『ウルトラQ』や海外TV『ミステリーゾーン』の一編を思わせる味わいの、SF短編の佳作。監督は『海がきこえる』『勇者指令ダグオン』など、幅広いジャンルで青春を題材した作風を得意とする望月智充。
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