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ザ・プレイヤー (1992)

THE PLAYER

監督
ロバート・アルトマン
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  • みたログ 1,043

3.48 / 評価:222件

恐ろしいほどの怪作

  • TとM さん
  • 2018年4月24日 11時53分
  • 閲覧数 1627
  • 役立ち度 6
    • 総合評価
    • ★★★★★

この作品はどう評価していいのか正直わからない。出だしこそすごく興味深く始まるサスペンスなのだが次第につまらないラブロマンス作品に変わっていく。そしてラストで全てが繋がり全てを覆す。
レビュアーさんたちの中にもわかってない人が多いようだ。この皮肉まみれのぶっ飛んだ作品の意味が。知らずに観て気付かずに低評価をつけてしまうのも仕方がない。御愁傷様だ。

序盤のとても長い長回しとか過去の名作についての意見とか、実名で登場する多くの映画人とか、当時はジュリア・ロバーツが大人気女優だったなとか、映画ファンには面白いセリフと面白い場面が目白押しでそれだけでも楽しむことはできる。

一応、これだけは先にお伝えしておこうと思う。本作はサスペンス映画ではない。


ここからネタバレあり。

















作中でしきりに映画作りについて批判していたり、ヒットする映画の条件を話し合っていたりする。サスペンス、笑い、裸、セックス、ハッピーエンドなど。
そして本作はそのヒットする映画の条件を完璧に満たした作品でありながらラストのドンデン返しで「ね?つまらないでしょ?」とやったわけ。
要は二時間のつまらない映画をわざと作ったのだ。途中からなんかつまんないななんて思っていてジュリア・ロバーツが出て来たところを鼻で笑い、このサスペンスだったはずのものは一体なんなんだ?と思ったところで、あのエンディングですよ。完全にやられました。はい本当に酷くつまらなくて、くだらない脚本でした。お見事です。

警察署での意味不明に爆笑するシーンに違和感を感じて、終盤の急なセックスシーンで気付くべきだったが、普通に全く気づけなかった。まさかつまらない作品を見せられているなんて普通は考えないもの。
映画作りとそれを観る観客に対して、くだらない映画を作りくだらない映画ばかり観るなと批判したのだが、観る側として言い訳させてもらうなら、観る前にくだらない作品かどうかなんてわからないのだから仕方がないでしょう。本作だって観る前は本格サスペンスだと思っていたよ。でも本当の姿は酷くくだらないコメディだったなんて思いもよらない。ゴールデングローブ賞のミュージカルコメディ部門の作品賞だったから何か怪しいなとは思っていたけど、正真正銘コメディで間違いない。

こんなにつまらない、しかしあと100年は残り続けるであろう作品。恐ろしい怪作を観た。

詳細評価

物語
配役
演出
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音楽

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