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Kids Return キッズ・リターン (1996)

監督
北野武
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4.32 / 評価:957件

新人という出来事

  • 文字読み さん
  • 2020年4月12日 23時45分
  • 閲覧数 1016
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

1996年。北野武監督。高校3年生の男子2人組は何にも打ち込めず、退屈な日常を、カツアゲや教師への嫌がらせで紛らわせていた。ボクサーにカツアゲの復讐をされたり、かっこいいヤクザの兄貴分と出会ったりすることで、「新人」としての彼らの人生が始まる。

ボクサーとして、やくざとして、漫才師として、サラリーマンとして、そして主人公二人のエピゴーネンとして、様々な高校生が「新人」となっていく。そこには常に先人がいて、その先人に影響を受けながら、誰かのモノマネとしての人生が始まる。独創的な人生などないのだ。そして、そのモノマネは成功するとは限らず、失敗するばかり。何者かになろうとしてなれないこと。それこそが「新人」という出来事なのだろう。なんと残酷なこの世界。

最後のセリフ「まだ始まっていない」は、未来は明るいという意味ではありえない。彼らは常に、自分の人生を始めることができないのだ。そう、誰だって自分の人生など生きてはいない、というのが北野監督が映画を通じて描き続けていることだった。

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