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HANA-BI (1997)

監督
北野武
  • みたいムービー 168
  • みたログ 2,542

3.74 / 評価:751件

アンバランス

  • yo! さん
  • 2018年7月26日 23時49分
  • 閲覧数 1301
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

画面に展開されている映像+内容と、バックの久石の音楽の
アンバランスさといったら、これはちょっとと思った。

「音楽が浪費されている」と表現してもいい。

そこまで名曲という感じではないが、かなり和声やメロディーは
凝られていて、ドラマティックなのである。その音楽に、この映像は
合わない気がする。

その肝心の映像なのであるが、根底にあるのは、いつもながらの「暴力」。
私は、人間の暴力性みたいなのを映画で表現するのは、良いと思っている。
ただ、この人の描く暴力は、きわめて幼稚なのだ。
軽く貶められるような発言をされると、
すぐ(カッとなって)言ってきた相手を激しく殴り
血がリアルっぽく噴き出す。
暴力の根拠、理由みたいなのが極めて幼いのだ。

ヤクザというのは自分の思った通りに物事が進まないと暴力で
解決しようとする。そういう幼い暴力には何の発展性もないし、
観ている方も、そういうのは別に観たくないのである。

くだらないちっぽけなプライドのためだけの暴力は
ビートたけしの映画を、じつに陳腐なものにしている。

とくに、刑事の寺島進が、警察署の中で、若いお兄さんを「怒っている」
場面は、このひと、言い方と行為がチンピラみたいだなあと、不快に思った。

全体的に、会話の妙はない。言語的芸術性はない。
その背後に流れる、久石の豪華な音楽。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 絶望的
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