2010年4月10日公開

幸福の黄色いハンカチ

1082010年4月10日公開
幸福の黄色いハンカチ
4.2

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37%
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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(209件)


  • kaz********

    4.0

    ネタバレ夫婦とはこうありたいもの

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • hok********

    4.0

    ネタバレ北海道、田舎町の哀愁

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • アニカ・ナットクラッカー

    5.0

    なんでヤクザな性分に生まれついたんかな・・

    今回取り上げるのは1977年の松竹映画『幸福の黄色いハンカチ』。山田洋次監督の作品レビューを書き込むのは10作目だ。翌78年から始まった第1回日本アカデミー賞では最優秀作品賞・監督賞・脚本賞(山田洋次・朝間義景)・主演男優賞(高倉健)・助演男優賞(武田鉄矢)・助演女優賞(桃井かおり)と主要部門を総なめした。 この年のキネマ旬報ベストテンでは日本映画の1位に輝き、何度も再公開されて現在も映画館で観られる機会の多い作品だ。舞台は北海道の網走から夕張にかけての道東から道央地方で、主な出演者は高倉、武田、桃井のほかにほぼ回想シーンでの登場となる倍賞千恵子がいる。もう一人忘れられないのが島勇作(高倉)の服役時代の恩人・渡辺係長を演じる渥美清である。 映画の一方の主役となるのが、工場を辞めた欽也(武田)が購入するオレンジ色のマツダ・ファミリアである。映画の解説文には「真っ赤なファミリア」とあるが、真っ赤だと消防車と同じ色になるので、オレンジ色が正しいと思う。福岡県の博多にある欽也の部屋には所せましと赤いスポーツカーの写真が貼ってあるから、赤い車を乗り回すのが彼の夢だったのだろう。 3泊4日の出来事が描かれるが、その間にファミリアの車体は埃まみれになる。それほど長くない道中だが長距離を移動し、その間に道端から脱輪したり干し草に突っ込んだり、無免許の勇作が運転して検問に引っかかったり、いろいろな目に遭う。勇作にとっては自分探しの旅であり、欽也と朱実(桃井)にとってはかけがえのない経験を積んだ4日間であったのだろう。 網走刑務所を出所した勇作は店に入り、妻の光枝(倍賞)にハガキを出す。「ハガキ1枚ください。いくらですか?」というセリフだけで、長い間刑務所にいたことが分かる。勇作と欽也・朱美が出会うのはオホーツク海を臨む砂浜だが、実はそれに先立って、同じ食堂で互いの存在を意識しないまま食事している。この時のラーメンは勇作にとってどんな味がしたのだろうか? 季節は鯉のぼりが泳ぐ5月初旬で、美しい山々には雪が残り、北海道ではストーブを手放せない寒さである。原生花園を見学した欽也が「全然見るところがないよ」とボヤくが、この地域で花が一斉に咲き始めるのは6月になってからなのだろう。もう少しで春が到来する寒色の景色の中で、道端のタンポポやクライマックスの黄色いハンカチの色彩がいっそう鮮やかに映る。 駐車場で欽也に因縁をつけるチンピラを演じるのがたこ八郎で、こいつに腹を殴られた勇作が顔をしかめて身体を折り曲げるシーンは、さすがは元ボクサーだと変なところで感心する。すかさず勇作はチンピラの頭を車に打ち突けて反撃し、この戦法は殺人を犯す元となったケンカと同じである。表題に書いた、自分のヤクザな性分を嘆くセリフがここで生きてくる。 勇作はカッとなりやすい性分だが臆病でもあり、光枝と別れたら自分は駄目になることを知っている。両極端の性格は実は表裏一体でもあるだろう。妻との再会を躊躇う勇作の背中を強く押すのが欽也と朱実だ。とりわけ彼の境遇に深く共感し「万が一でも奥さんが勇さんを待っているかも知れない。一目確かめるだけでいいじゃないの」と説得する朱実の姿は感動的だ。 劇中でさまざまな歌が流れるが、各々が登場人物の性格を表しているようで興味深い。ピンクレディーの「渚のシンドバッド」は、北海道に着くや目についた若い女性をナンパしようとする欽也の行動と一致する。イルカの「なごり雪」は、赤の他人の幸福を願う朱実の美しい心が、♪いま春が来て君は綺麗になった。去年よりずっと綺麗になった~という歌詞と一致していた。 朱実が一晩世話になった牧場の子供たちをあやしながら歌う童謡「背くらべ」は、子供を流産しなければ実現したかも知れない、勇作と光枝が手放した幸せな未来を象徴しているのではないか。そしてラスト近くで、移動劇団が夕張市の広場で歌う「銀座カンカン娘」は、炭鉱で戦後日本をエネルギーの面で支えた活気ある時代の夕張市を象徴していると思った。 余談になるが本作が公開された1977年の北海道といえば、8月に起こった有珠山の大噴火が有名である。映画の舞台とは異なるが、支笏洞爺国立公園のホテルやレストラン・土産物店では噴火する有珠山の写真が飾られていることが多く、たいていが77年の噴火の時の写真である。この年の夏は関東地方でも冷夏になり、冷たい雨が降り続いたのを懐かしく思い出す。 最後に、現在は炭鉱がすべて閉山され、財政再生団体に指定されている夕張市の活気ある風景が描かれているのが見逃せない。決して豊かとは言えないが商店街は人々が多く行き交い、街には子供やセーラー服姿の学生の姿も多い。一瞬だが映画館も映り「アラスカ物語」のタイトルが確認できる。消えゆく炭鉱町の最後の輝きを写した貴重な映像記録と言えるだろう。

  • kar********

    1.0

    違和感

    44年前?映画館で観たときものすごく違和感があった。まず最後の黄色いハンカチが不自然。一主婦にあそこまできれいにできるはずがない。そもそも殺人犯の身内があんな田舎にそのまま住めるはずがない。 また健さんが鉄矢に男気を説教するところもあまりに安っぽい。そして何よりも違和感があったのは健さんは殺人者だ。刑務所を出たら犯罪がチャラになるわけではない。自分だけが不幸ぶってるけど殺された方&家族はどうなるのか? 山田監督が作る映画は温かさを感じ雰囲気は好きだけどとにかく浅い。基本的に短気=男気と勘違いしているのではないか?そのため一流の役者さんの表面だけを使っているように見える。同様に渥美清を使った寅さんの映画にしても野村監督の拝啓天皇陛下様のような愛すべき人間の深さが感じられずとても残念。今でも幸福のハンカチとはいったい何だったのか?と思う。

  • ma8********

    4.0

    武田鉄矢w

    あイタっす、あイタぁ~っす、ヤクザにボコられて丁寧語で絶叫して痛がるw

  • neko

    4.0

    ネタバレ大人になって改めて観てみました

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • fun********

    5.0

    壮大なるジャケットネタバレ

    ‥なんてことはどうでも良いのだが、街の風景や人の生活をみてるだけで泣けてくるしノスタルジーがすごい。 ふと思ったのだが笑いのシーンで素直に笑えるんだよね。桃井かおりが車でワラに突っ込むシーン。笑えるし情けなくて泣けてくるし、、ああいうのがすごいというか、今の邦画ってひとつも笑えない。笑わせようとして笑えない、コメディでも笑えない。本当に落ちぶれたんだよね。この差はなんなんだろう。 あとは当然高倉健。 ちゃぶ台ひっくり返し街に繰り出すとき一瞬顔に光が当たったときの表情。 武田鉄矢に説教する直前の「こんばかたれがぁ」の表情。 タコ八郎に対する表情。 最高だね。 ファッションもカッコいい。 革ジャンは一見G-1のようだけどポケットがちょっと違うね。黒のジープキャップもかっこいい。買おうと思った。ダサカッコイイというかね。あのなんでもないYシャツすらかっこいい。あんなかんじのなんでもない古いYシャツ逆になかなかないんだよなー。欲しい。 赤いファミリアもね。 とにかく名作。 すごく名作。 さぁーて、武田鉄矢が何回転んだか数えるためにもう一回観ようかな。

  • hig********

    5.0

    号泣だが・・

    何度見ても号泣。ラストシーンはもちろん、渥美清が出てきただけでうるうる。そんな昭和のおやぢですが、最後のキスシーンは蛇足。健さんと倍賞さんの再開シーンを「引き」で撮って、鑑賞者の想像力をかきたてるのに成功しているのに、もったいない。 私なら、車中の二人の手だけアップして、桃井かおりの手がそっと武田鉄也のシフトレバーを握る手に重なる。二人のシーンはそこで終わり。 そして例のトラックから「兄さん姉さん何やってるんだよ、俺にもやらせてくれよ!」 そして赤いファミリアを引いて空は真っ赤な夕焼け、みたいな。 ラストはいかに鑑賞者に想像させて、余韻を持たせるかですよ。 こんなことど素人に言われたら、山田洋次監督怒るだろうなあ・・・

  • oir********

    3.0

    ネタバレ昭和中期の半ロードムービー。程々の余韻

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • ごんた

    4.0

    初めて観た感想

    初めてこの作品の名前を耳にしたのは中学生の時に研修旅行で行った夕張でこのロケ地に行ってから、 いつか観てみようと思いながらも 古いものに抵抗があったのか何となく気持ちが乗らず月日が経ち今日、年も重ねて思うところもあり初めて観ようと決意。 名作と呼ばれるだけの理由は何となくわかった。 古いものに対抗があったが 深く感動したのは同じ人間だからか あの高倉健さん演じる島勇作の人なりは当時の昭和生まれの人達にはとても共感出来るものがあったのだろう。 タイトルオチでありながら最後にあそこまで感動させてくるのは素晴らしいと感じた。 ただやはり1977年の映画だけあって 今の価値観で見ると違和感の感じるところも多い。 個人的には 最後の島勇作とミツエは再会はミツエから勇作へ抱きつくくらいの壮大さが欲しかった。ミツエは6年も待っていたのだから 当時の人間はこれで良かったのかもしれないが。 あとは感動を深める為に勇作とミツエが再会後、ミツエの背景も描いて欲しかった 勇作が逮捕され、離婚し、その後手紙を受け取る一連の流れをセリフは無くてもいいので表情だけでも。 武田鉄矢と桃井かおりのキスシーンで終わるのは、序盤あたりで武田鉄矢の歯の汚さを見てから嫌悪感が止まらなかったので手を握るところだけでいい。 1時間40分という中に個性溢れる人物が多く現れるのだからそれぞれの背景を描いてドラマ化しても良いと思う。 素晴らしい作品だからこそ是非現代版としてドラマ化もしくはリメイクお願いしたい作品だった。

  • npp********

    5.0

    青空に広がる黄色いハンカチ

    山田洋次監督の作品で初めて観たのは本作です。 とても思い入れがある。 北海道の雄大な大自然がたっぷりと見れますし、ロードムービーとしての面白さもあります! 気分が明るくなる素晴らしい作品だから何回でも観たくなるんだろうな。 出演者も豪華です! まだ金八先生のイメージもなかった頃の武田鉄矢がふざけまくっている(笑) 桃井かおりの特徴ある喋り方がとてもいいですね~。 この2人の掛け合いが面白くて面白くて! そして何と言っても高倉健さん・・・ ただそこにいるだけでカッコいい。 もはや歩く名シーン! 過去に傷を負った男を演じさせたら右に出る者はいない! 出番は少ないながらもしっかりと存在感のある倍賞千恵子さんも見事! 何かと苦労人の役が多い印象。 脇役には『男はつらいよ』でお馴染みのタコ社長(太宰久雄)と、おばちゃん(三崎千恵子)も出ています。 そして渥美清さんも出演! 面倒見のいい警察官の役。 何気に高倉健と渥美清の唯一の共演シーンなんだよね。 これは貴重だ・・・ やがて明かされていく高倉健の過去に涙腺がやばくなる。 とどめはもちろんラストシーン! あの黄色いハンカチですよ! ラストシーンだけは知っているという人も多いのではないでしょうか? 音楽と映像も素晴らしく、邦画の歴史においてトップクラスの名シーン!!! 大昔に夕張のロケ地を訪ねたことを思い出す・・・ 今はどうなっているのかな。

  • みなもとの清盛

    5.0

    世界に誇れる健さんの名作!

    本当良い作品とは、時代背景やイデオロギーを超えて感動させるものがあると知りました(^_^)v 今はコンポライアンスや男女平等、LGDP等と昭和の思想を否定する風潮が有りますが、それらを超えたストーリーが感動を与える傑作です。脇役の武田鉄矢と桃井かおるは本当に自然な演技とキャラをかもし出しています。この二人のキャストがいたからこそ、作品に深い味わいとコミカルさを生み出したのだと思います。特に優秀でもなく恵まれていない普通の若者男女が健さんの存在によって成長していく、ほんの4日間のロードムービーです。ラスト30秒は最高の感動的シーンです。人の幸せには大小はないと実感させられるインパクトがあります(^_^)v あと、ちょい役の渥美清が、今回はかなりの印象を残しています。やっぱり名優ですね(^ー^) 音楽も親近感を感じさせる名曲です。

  • こうちゃんこ3

    3.0

    再放送で再度鑑賞

    原作外国人で有る事は知っていたが ジーンハックマンとダスティーホフマンの映画を思い出した 元妻を訪ねて子供におみあげを携えて会いに行く旅 内容は違うが同様に面白かった 桃井かおりさんはキャスト違ったかなあ 定番の寅さん配役はガラッと変えても良かったかも

  • b

    4.0

    ネタバレ武田鉄矢www

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • kin********

    3.0

    ネタバレ再見でアラが

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • tat********

    4.0

    監督のキャスティングと感性に脱帽

    時代を感じる映画。高倉健はシブい。武田鉄矢は軽い。桃井かおりはおっとり。それぞれの素をそのまま映像にしてる。監督の眼力を感じさせる。渥美清にはビックリ。 今(2019年)見ると、古き良き時代を感じる。ルールがちがち、ヒッチハイクなんて危険極まりない今と違い、人と人との偶然のつながり、そしてそこから人の懐に入り込んでいく触れ合い。本来、日本はこうであった。今は欧米の影響を受け過ぎている。人は警戒し過ぎている。もっと、信頼し合い自分の感じることを素直に出していくことの良さを思い出させてくれる。 「なごり雪」が出てくる頃はなぜだか分からないがホロリと来る。監督の絶妙な感性を感じる。 バックミュージックは、頑張ってる・・・という感じ。映像も時代を感じるアングルだ。

  • ym

    5.0

    原作について

    何度目かの視聴だが今回原作について、外国人名であることが気になり調べてみたら、アメリカの都市伝説的実話がベースであるらしい。それを元に、名曲幸せの黄色いリボンリボンが作曲され、この曲にインスパイアされこの映画が生まれた。アメリカ映画のスケアクロウの影響も大きいと思われる。 作品については、1977年の製作で冒頭の武田鉄矢の自室に貼ってあるスーパーカーのポスターから、意外と新しい映画であるとわかる。北海道のあまり発展してない田舎の街並みから、もっと古い映画であるかのような印象を受けるがそれは錯覚だった。続編の遥かなる山の呼び声に至っては1980年の映画で、ムツゴロウ氏も出演している。内容は当時であってすら古臭いのだが、撮影時期は意外と新しかったのだ。

  • るー

    1.0

    たいした事はなかったです。

    昭和の古臭い価値観を持つ人向けの作品です。 色々と大袈裟な演出も感性が古いとしか思えない。 まぁあの時代はこれで良かったんですかね?

  • ルー

    5.0

    名作です

    ほんとよくデキた映画です。とても丁寧に作ってるのが伝わってきます。もう何回観たかわからないぐらい観てますが何度観ても最後はホロっとします。名作。終盤まで画面に「黄色」が出てこないんですよね。スゴい演出です。

  • エル・オレンス

    5.0

    壮大な北海道にそびえ立つ高倉健!名作!

    本作を観る度に、勤め先の会社を退職し、次の就活を始める前に、北海道を10日間ほど周遊一人旅をした20代の頃を思い出します。特に撮影ロケの中心となる道央エリアは、撮った写真一枚一枚を絵葉書にしたいほど美しい壮大な情景なばかり。本作ほど、北海道の魅力を最大限に引き出した映画は無いと思っています。 高倉健、武田鉄矢、桃井かおり、倍賞千恵子、そして渥美清と、なんという贅沢な顔ぶれ!これ以上の豪華俳優陣が揃う映画はそうそうにありませんね!武田鉄矢がもう若い若い!(笑)渋くカッコ良い高倉健も勿論素敵ですが、彼以上に、武田の動作や言動一つ一つがもう面白可笑しくて、個人的に、本作に一番欠かせないキャラクターだと思います。演技力半端ないです。 音楽を担当したのは、絶頂期の黒澤作品を手掛けたことで名高い佐藤勝ですが、本作でも彼のメロディアスなスコアが印象に残りました。 そしてラストシーン。勇作と光枝の再会場面でカメラを引き、2人の会話がサイレントになる演出に、山田洋次の手腕が光ります。また再会の場に居合わせず、潔く身を引く欽也と朱美も良い。 本作の姉妹編とよく言われる『遙かなる山の叫び声』(1980)と併せて観て欲しい名作。 ====================================== ★1977年日本アカデミー賞 作品賞受賞

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