醜聞〈スキャンダル〉
あらすじ・解説
解説:allcinema(外部リンク)
作品レビュー(32件)
- kus********
5.0点
主人公は演じる美形の三船敏郎にピッタリの心のきれいな優しい絵描きの青年。あることにより彼が裁判を起こす。 その相手はマスコミ(なのだが70年後の今も文春砲などと言われ忌み嫌われてこの映画の頃と全く変わっていないのには苦笑するより他ない)。腹が立ってイライラすることこの上ない大悪役である。 主人公がつけた弁護士はいっけんお人好しのようだが裏では小賢しい汚いことをする気の弱いダメ弁護士。それが分かっていながら雇い続けるのは…彼の娘に出会ってしまったことによる… そのわずかな出会いと会話だけでその心の美しさに感動する…「神様がよっぽど機嫌のいい時につくったんだな、お星さまのような子なんだ」…そんな娘の父親が悪い人間であるはずはない… 裁判が進んでも何もしようとしない弁護士に対しても避難することもなく…自分は正しいのだから負けるはずはないと思い続けている主人公、彼こそお星さまではないかと思えるような心を持つ男… 裁判の映画には外れがないって言われてますが…この映画も同様、とても面白いです。
- aco********
3.0点
人間の弱さを肯定し、かつボロボロの最終局面で、その弱さに自らの善意によって打ち勝つ、貧しい者の姿を目撃する。「星が生まれるのを見た」とはそういうこと。 しかし黒澤は相変わらずの大味だ。大味すぎる。わりきることのできない細やかなこころの機微を、言葉よりも表情や仕草、舞台演出等の細やかなテクスチュアから味わうことを映画鑑賞の醍醐味とする者にとっては、この大味のヒューマニズムはなかなか乗れないところもある…。 とはいえ、ここまで弱く貧しく正直な者たちの讃歌にこだわった黒澤明という人の切実さを、やはり否定することは難しい。 世の中には、残念なことに、薄汚い人間たちがウジャウジャいる。その黒澤明の憤りが、最終局面でそれを打ち負かす弱き人間たちのなけなしの馬鹿正直さへと向かわせているのだろう。 黒澤にとっては、それを繊細に描写するような段階にはないのだ。もっと切実で直接的なのだろう。 あぁ、こうして私は、自分の肌に合わないにもかかわらず、気づけば黒澤を肯定してしまっている。不思議なもんだ。 黒澤は、人間を「信じている」のではない。人間を「信じたい」のだと思う。その姿勢には、深く共感する。
- WXYは知ってても、それだけじゃ
2.0点
無責任な憶測記事で稼ぐカストリ雑誌への憤り。 終戦直後でそれまでの規制への反動とかの時代背景を色濃く残す。 大衆、傍聴席の描写はそう。 最後の星が生まれるのを見たとか、意味ありげなんだが不明。 この街にもドブ沼はあるのか。
- qaz********
1.0点
月曜にGEO経堂店でレンタルし鑑賞しました。 ストーリーが分かりづらいです・・・。
- 太郎
3.0点
この時代の日本映画は内容が薄くひねりが無い。 若い時の三船の顔が違うのが収穫。
スタッフ・キャスト
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