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200本のたばこ

200本のたばこ

200 CIGARETTES

102

chu********

5.0

ネタバレ街に溢れる様々な想い

1981年12月31日。大晦日のお祭り気分に浮かれるニューヨーク。モニカは年越ホームパーティーの準備を終えて、人が集まるのを待っている。パーティーに呼ばれた人々は、新年の朝を迎える飛び切り素敵なパートナーを確保しようと街をさまよっていた。 大晦日が誕生日のケヴィンはふられたばかり。落ち込むケヴィンにルーシーは1カートンのタバコをプレゼント。寄ったバーのバーテンに目を付けたルーシーだが、ケヴィンと恋愛について語り合ううち盛り上がってしまう。 が、ケヴィンの元恋人が偶然現れその気も失せ、ケンカしてしまう。郊外からやってきたモニカの従妹ヴァルは友達のステフィと道に迷い、怪しげな路地でパンク少年の二人組トムとデイヴにナンパされていた。 ブリジットは恋人のエリックが昔の恋人モニカのパーティーに行こうと言われ、気分を害して友達のケイトリンと他の男を探しに行こうとする。男のことでケンカするふたりはタクシー運転手になだめられ女の友情を大切にしよう、と誓い合う。 純なシンディは女たらしのジャックとデートするが失敗ばかり。夜は更け、皆誰と朝を迎えるのか…。ヤケになって酒を飲んで寝てしまったモニカが朝目を覚ますと、部屋がめちゃめちゃに。モニカが寝ている間にみんなパーティーに現れ、ドンチャン騒ぎをして帰ったのだ。 皆はいつの間にか素敵なパートナーを確保して大満足。ケヴィンとルーシーは友達の一線を越え、めでたく恋人に。ブリジットはバーテンと、ケイトリンはなんとタクシー運転手と。ヴァルはシンディにうんざりしていたジャックと朝を迎え、ヴァルにふられたトムはシンディと恋に落ちたのだった。 あらすじはこんな感じです。 たいていの人たちは自分の事を、「何となくついてないなぁ」と思いながら、毎日を過ごしているのかもしれない。その事が明らかになるのが、何らかのイベントの時だったりする。 世の中には様々なイベントがたくさんある。1月のお正月にはじまり、2月のバレンタインだったり、母の日や父の日、敬老の日、とどめは12月のクリスマスや大晦日。まさに今日この頃の季節になると、みんなソワソワし始めたりして、なにかしら準備などを始める。そうして、何のあてもない人々はいっそう「自分って、本当についてない」と思いはじめる。 だから、こんなイベントの当日には、いろいろな想いを抱えた、いろいろな人が街に溢れている。彼女がいる人いない人。彼氏がいる人いない人。妻や夫と共に過ごす人、男を捜す人や女を捜す人。あきらめてしまった人、あきらめきれずにグチる人などなど・・・。 そう、イベントには多種多様な人々の想いが溢れている。様々な愛や、喜び悲しみが溢れている。そしてそこには、必ず誰かが、あなたの想いを代弁している、そんな事に気づく。 人は、そんな様々な溢れている想いから身を守るために、タバコで、他人に対するバリアをはったり、煙幕で人間関係をゴマかしてる。人との関わり合いで、傷つくのを恐れて。 けれども人は結局、誰もが、愛したり、愛されたり、付き合ったり、別れたりの繰り返し。そうやって人は生きていくんだから。そうやって人生は出来ているのだから。 だからいまはダメでも心配することなんかない。だから傷つくことを恐れないで。出逢いは偶然、長い人生の中できっといい人が見つかるはずだから。

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