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3.0点
作品舞台の背景がそうするのでしょうか、 誰しもが憧れる 「都会の生活」「気の置けない友人」「恋」・・・ などを描いた、いわば「理想の平凡」を描いた作品です。 率直な印象としてはTVドラマを見るように 気軽に観る事が出来る作品なので、ある意味 観る人を選ばない作品なのではないでしょうか。 物語自体は序盤で登場人物達の相関さえ把握出来れば 各々で進んでいく物語も無理なく楽しめます。 もっとも日本人にも御馴染みの顔も多いので、 必死にそれを意識しなくとも大丈夫だと思います。 また、物語のノリが軽薄(良い意味で)なので、 なんとなく観るだけでも十分面白さは伝わる気はします。 ただ、個人的に好みの映画かと言われれば 「ごめんなさい」というのが本音です。 プロットを紡いだ群像劇として面白く、 作品として楽しめますが言ってみればそれだけ。 人生の喜び其、すなわち恋愛というのは 私にはあまりにも浅はか過ぎる印象を受け、 物語を味わう作品としては物足りませんでした。 しかし手に届きそうな「憧れ」を散りばめた 「消費喚起作品」としては優秀な出来なのかもしれません。 良くも悪くも気軽に観る向きにお勧めする作品です。 ※私事ですがレビュー数が区切りの良い 数字だったので本作を選んでみました。 こういった動機も、普段見ない作品に 手を伸ばす良いきっかけになりました。
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