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3.0点
ジム・ジャームッシュが殺し屋を描くとこうなる。ムーディーながらどこかユルい雰囲気が全編に漂っていて、緊張感は皆無。(それなりに血は出る)殺し屋とは思えないウィテカーの巨躯、老人ばかりで動くだけで精一杯のマフィア、アニメ好きのボス等、どこまでがギャグでどこまでが真剣なのか、とにかく、こんなテイストの殺し屋映画は他に観たことがない。ストーリーのオリジナリティ以上に、魅せ方のオリジナリティが際立っているのだ。 そもそも途中で出会っただけの密猟者を殺すなんて、本来の武士道精神とは違うと思うが、ジャームッシュが興味があるのはブシドーという見せかけのスタイルであって、その本質はどうでもよいのだろう。 自分は別に面白いとは思わなかったし、まあ、一度観れば十分かな。とりあえず、飽きずには観れたので★3つということで。 余談。自分の行きつけのTSUTAYAでは、本作のDVDが「アクション」のコーナーにあったが、これってアクション映画なのだろうか・・・?
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