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ワンダーランド駅で (1998)

NEXT STOP, WONDERLAND

監督
ブラッド・アンダーソン
  • みたいムービー 72
  • みたログ 263

3.73 / 評価:73件

発掘良品を観る #426

  • 一人旅 さん
  • 2018年5月4日 13時16分
  • 閲覧数 420
  • 役立ち度 5
    • 総合評価
    • ★★★★★

TSUTAYA発掘良品よりレンタル。
ブラッド・アンダーソン監督作。

ボストンを舞台に、お互い相手の存在に気付かない男女の恋の行方を描いた恋愛ドラマ。

1997年にバラエティ誌上でインデペンデント新人監督の一人に選出された新鋭:ブラッド・アンダーソンによる“すれ違い恋愛劇”の良作。ボストンを舞台に、恋人に振られたばかりの夜勤看護師:エリンと水族館の配管工として働く中年男性:アランの恋の行方を、どことなくエリック・ロメールを彷彿とさせる瑞々しく洗練されたタッチで映し出しています。主演はホープ・デイヴィス、相手役をアラン・ゲルファントが好演している他、主人公の政治かぶれの元カレ役で故フィリップ・シーモア・ホフマンが顔を見せています。

作劇の特長は、“お互いに相手の存在に気付かない”ことにあります。二人は生活圏が一緒で毎日乗る電車も同じですが、両者が直接的にバッティングすることはありません。電車やバー、水族館等同じ空間にいながら、見知らぬ他人同士の二人は相手の存在に気付くことなく“風景の一部”としてあっさり見過ごしてしまう。そんなニアミスが劇中幾度となく繰り返されるのです。物語は、恋人に振られ傷心中のエリンの新たな恋人候補探しの顛末と、水族館の正職員としての職を得るため日々勉学に励むアランの日常を交互に描きながら、他人同士だった二人の邂逅をロマンチックにそして運命的に紡ぎ出しています。

“出逢えそうで出逢えない”そのもどかしさが逆にキュンキュンくる恋愛映画で、ボサノバを中心とした柔らかい曲調の音楽が二人の男女の未だ見ぬ恋を影から応援するのに一役買っています。運命論とロマンチシズム溢れる作劇が出色ですが、聴き心地のいいボサノバ音楽に耳を傾けているだけで不思議と幸福感を味わえます。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

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