ザ・ヤクザ

THE YAKUZA/THE BROTHERHOOD OF THE YAKUZA

122
ザ・ヤクザ
3.4

/ 124

12%
27%
48%
10%
2%
作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(29件)


  • arl********

    3.0

    不器用ですから

    高倉健の「不器用さ」とやくざの「義理」(同義反復みたいなものかも)を前面に押し出したS.ポロックの映画。贔屓目に評価するなら様式美ですね。終盤になってから、元来からして「納得しがたい設定」だったことがわかりますが、そこはツッコミどころじゃない(様式美を愛でるべし/あるいはお互い様)ということでひとつヨロシク。

  • 柚子

    2.0

    ネタバレ無題

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • tcp********

    4.0

    「義理」は「義務」ではない

    「義理」と「義務」の違いは何か。「義理」は英訳するとobligatonあるいはdutyとなり、それをまた日本語に訳すと「義務」となる。ということは、「義理」=「義務」なのか。それを理解しない限り、この映画の本質はさっぱり理解できないだろう。 ベネディクト著「菊と刀」によると、義理とは自分の受けた恩恵に等しい分だけを、限られた時間で返す負い目のこととされる。義務とはどんなに努力しても返しきれず、時間的にも限りない精神的債務とされる。ここでの違いで気をつけることは、義理とは精神的に気の進まない負い目であり、義務にはそのような意味はない、という点である。 この映画の中で、タナカはしきりに「giri」を口にする。どのくらいの人にその意味が伝わったのかは(日本人も含め)理解することは難しいが、ハリーは「義理」のために指を詰めたのである。これほど義理堅いストーリーの作品は、邦画でも少ないのではと思わせる。さすが健さん、さすがミッチャムですね。

  • ジョアン

    5.0

    すばらしい!

    当時のアメリカ人からみた日本のヤクザを描いた素晴らしい作品!

  • おおぶね

    3.0

    「義理」と小指の思い出

     ポラックの見た日本。  奇妙さはないが、どこまでアメリカ人に理解できただろうか?  映像美はさすがで、岸恵子はとってもきれいに映っている。  よかった、よかった。  「取り返しのつかないことになった」が誰が悪いのかよくわからない。

  • 一人旅

    4.0

    ポラックが描く“ヤクザ”は...

    TSUTAYA発掘良品よりレンタル。 シドニー・ポラック監督作。 日本のヤクザ・東野組に誘拐された親友の娘を救出すべく、元ヤクザ・田中健の協力のもと奮闘するアメリカ人・ハリーの姿を描いた任侠アクション。 シドニー・ポラックが日本ロケ&日本人キャストで日本のヤクザを描いた異色作。ロバート・ミッチャムが主人公ハリーを演じ、ハリーに協力を依頼される元ヤクザを高倉健が演じる。日米を代表する名優の競演が最大の見どころで、脇を固める岸恵子やアラン・レネ監督の『ヒロシマモナムール(二十四時間の情事)』にも出演した岡田英次もそれぞれ存在感を発揮している。特に、東野組の組長を演じた岡田英次の貫禄はさすがで、目鼻立ちのはっきりした濃い顔立ちはロバート・ミッチャムと比較しても全く迫力負けしていない。岸恵子はハリーの元恋人という役どころで、二人の微妙な関係性も後々ストーリーに大きく絡んでくる。 日本を舞台にした外国映画にありがちな“嘘っぱち”日本描写が抑え気味になっている点も好感が持てる。ネオンだらけの繁華街やそれとは対照的に落ち着きのある京都のお茶屋など、日本独自とも言える静と動のはっきりした風景がともに映し出されている。驚きなのは、パチンコという日本の風俗までしっかり描かれていること。無表情のままパチンコ台の前に立ち、淡々と遊技に興じる人々の姿は、日本人の私からしてみても異様な光景に思えるし、アメリカ人が見たらきっと恐怖に感じると思う。花札などの博打や、和彫りの刺青が目を引く若い衆の姿など、アメリカでは見られない日本独特の文化を半ば紹介目的で描いている。 そして、何と言っても日本のヤクザの「義理」の世界がストーリーの中心になる。元ヤクザの田中は義理で動き、やがてハリー自身もヤクザのやり方に従い、義理を義理で返していく。ヤクザの義理をアメリカ人には理解不能な概念として一蹴し、アメリカ人としてのやり方を押し通すのではなく、逆に、“郷に入っては郷に従え”のごとく、ハリーはヤクザの義理を理解し、覚悟を持って自らの義理を果たそうと決意していく。この点にポラック監督の良心が表れているように思う。 アクションシーンはヤクザらしく血生臭い、そして暗い(爽快感ゼロ)。クライマックスの大殺陣は緊迫感に満ちていて、田中の日本刀とハリーのショットガンのコンビネーションが圧巻の迫力を生んでいる。とはいえ、刀で戦う敵に対してショットガンをぶっ放しまくると簡単に決着がついてしまうので、日本刀でひとり戦う田中をよそに、ハリーは主戦場から遠いところで勝手にモタモタしている印象だ。 岸恵子の娘がなぜか片言の日本語だったり(そもそも日本人ぽくない)、東野組の事務所が風俗店みたいな色調だったりと、時々「ん?」と感じる部分もあるが、全体的には日本の文化・ヤクザの文化を比較的忠実に表現できていると思う。

  • sss

    2.0

    浅い

    なんとか観れた。/3点

  • sar********

    1.0

    駄作

    アメリカ人が日本人を撮ると、こうなってしまうのか。何か、勘違いした映画。 見る価値なし。

  • オレンジ14

    4.0

    義理

    シドニーポラック監督 ロバートミッチャム、高倉健共演の義理をテーマに描いた日米俳優が出た任侠的映画 まず、シドニーポラック監督だと白々しくなるだなんていうことを昔聞いたことがあってどうかと思ったが、ロバートミッチャムと岸恵子さんが昔恋仲だという設定だったが、サラッと上手く説明して昔恋仲はあり得ると見える描写になってて良かったと思います 日本描写もなかなか適切でとんでも日本描写は日本で滞在する家と銭湯?ぐらいになっている私が観た日本が出てくるハリウッド映画で一番まともなぐらいでした あらすじが私立探偵ロバートミッチャムと知り合いのマフィアのボスに日本の暴力団とトラブルがあり東野組に誘拐されてしまい娘の救出してほしいと依頼される ロバートミッチャムは昔日本に米軍進駐軍憲兵として来たことがあり、その時高倉健さんと岸恵子さんと知り合う その時二人に大恩と成る行為をしたらしい そしてその高倉健さんにマフィアの娘奪還を協力してほしいと求めて日米スターの共演となる なかなか義理と人情を映画で語る上で 外人に向けてもいい答えを単純ですが映画的に出した作品と思います、映画的に しかもその重さも伝えてくれます 製作指揮に日本の方がいるので、良く手掛けてあると思います 劇中、ロバートミッチャムと一緒に来たボディガード兼見張り役の人が健さんに義理とは何か聞きます、すると重荷と答えます なぜ重荷を背負う?というと義理だと 答えます 重荷、責任それを果たして成立する 友情、感謝、人との関係を重んじる 健さんはロバートミッチャムに言えなかった普通されたら怒ってしまいそうな真実があるのですが、しかしそれでもそれで岸恵子さんは助けた過去があるので割りきって感謝して、奪還作戦に協力するのです、そしてその真実を知ったロバートミッチャムもその義理に報いるため誠意で返す、素晴らしい答え方、アメリカ人がやるので余計に まぁヤクザというタイトルなので想像つくと思いますが、それをしなくても義理を重んじる精神、人との繋がりを大切にするそれは重いんだよとでもだから他人を大切に出来ると、繋がり、尊重を日本を通じてまた健さんの任侠映画のように白々しくなく魅せてくれた作品でした 日本を良く描いてくださってありがとうございます

  • hom********

    3.0

    お控えーなすって!、お命頂戴いたします

    と緋牡丹博徒のように 恨みつらみはございやせんが、渡世の義理で、お命頂戴いたします までは言ってないが。 時代を感じますなー 昭和やくざ映画 思い出します。 ヤクザ映画でも  文化も言葉も風潮も違う男二人の異文化異色ヤクザ的交流。 義理人情は人並み以上。ご迷惑かけたら わての小指 お納めください。 そんなもの もらってどうするねん・・・とこの手の映画見るたび思うが。 ラストの賭博場殴り込みシーンは見もの。特に健さんの上半身裸!で剣裁き。 おー引き締まってるー まだ若く目もギラギラしてるー! かっこえー! そして空港でのお別れシーン 後のブラックレインも同様な流れであったが 男ながらお別れはつらいぜ・・ですね。

  • shinnshinn

    4.0

    ネタバレ健さん、大物ロバート・ミッチャムと共演

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • stanleyk2001

    5.0

    本家、東映を凌ぐ緊張感

    「義理ってのは負債なのか?」「いや、重荷だ。耐え難い重荷だ」 同志社で任侠映画を研究したレナード・シュレイダーの原作を弟ロバートと「チャイナタウン」のロバート・タウンが脚色しているから変な日本は全く無く「義理」をちゃんと描いてる。ちょっと武士道と混ざってる感じもあるけど。 ロバート・ミッチャムの中年探偵が良い。だから。「さらば愛しき女よ」に起用されたのだな。 最後の殴り込みは、本家東映を凌ぐ緊張感に満ちている。東映の場合、主役を引き立てる斬られ役という役割分担がややもすると舞踊的な決まりパターンの殺陣になっているきらいがあるけれど、この映画は睨み合いの緊迫感が凄い。いつこの均衡が崩れるかという緊張の持続が素晴らしい。この張り詰めた緊張感はタランティーノに受け継がれているなぁ。

  • kaz********

    3.0

    田中健

    アメリカ人から見た義理という言葉の解釈ってことなんでしょうか? dutyが一番近いんだろうけど、それもちょっと違うしなあ。 でも、ああいう決着をつけることで彼らなりの義理は果たしたと・・ 俊藤浩滋が関わってるらしいので(EDテロップに名前あったっけ?)、 この手の、外人が描いた日本にしては破たんしてない方です。 郷鍈治や汐路章が洋画で見れるのもうれしい。岡田英次にもうちょっと 出番があればな・・ 傑作というレベルでないけど、真面目に作ってあるので悪い印象は受けない。 ちなみに田中健が出てるわけじゃありませんよ。高倉健の役名が田中健!

  • al2********

    4.0

    ハリウッドの見たヤクザの世界

    アメリカの私立探偵と日本の元やくざの男二人の関係を軸に、日本のヤクザの世界をハリウッドが映画化して話題になった74年の作品。 日本に滞在経験を持ち任侠の世界にも造詣が深くもちろん東映やくざ映画にも多大な影響を受けた脚本家レナードシュレイダーの原作 彼の弟で同じく親日家で小津や三島由紀夫の影響を受けたポールシュレイダーとハードボイルドサスペンスの傑作「チャイナタウン」の脚本でオスカー受賞のロバートタウン 映像化したシドニーポラック監督の手腕 これら4人の日本に対する知識の確かさがあってハリウッド映画には珍しく変な日本描写のほとんどない作品になっていて、 また任侠映画の高倉健と後に独自な探偵フィリップマーロウ像を作ったロバートミッチャム、日米の二大男優の得意とする役柄の魅力をそのまま壊すことなく融合させることに成功してます。 特に高倉健の存在感は最高。 後のハリウッド出演作「ブラックレイン」や「Mr.ベースボール」にはない「邦画のスター高倉健」そのものが見れて日本のファンにはうれしいです。 岸恵子、岡田英次、そして「ダイ・ハード」のナカトミ商事社長でおなじみジェームズ・シゲタなどの共演者もそれぞれいい味を出してます タランティーノの「キルビル」などにも影響を与えた傑作。

  • jzt********

    5.0

    健さんの生き様に泣ける

    幼少時に観た時は切り込みと指詰めシーンしか印象に残らなかったけど、大人になって見返すと健さん(役名も田中健)の生き様に泣けてしまいますね。 日本の戦後困窮期に妹を助けた義理で健が助けてくれると思っていたハリー(ロバート・ミッチャム)だが、物語が進むにつれ義理があるのは自分の方であったと気付いていく。時間と国境を越えた固い友情の物語なのです。但しその過程は回想シーンも無くハリーのモノローグや会話シーンだけで語られて行くので、子供の頃の私では理解できなくて当然だったかも。 基本はやくざ映画ですが、キルビルみたいなアメリカナイズされた物でなく、きっちり日本のやくざ映画なのはとても好感。切り込みシーンでの睨み合いながら間合いを詰めて行く緊迫感も良いです。るろうに剣心みたいな派手なのもありだろうけど、やっぱり殺陣はこういうのがオジサンは好き。あと岸恵子が魅力的な女性を好演してます。

  • にゃんちゅう

    4.0

    日本へのリスペクト

    この映画はまだ私が産まれてない頃に制作されたものです。でも私が学生の頃までは海外からの日本といえば、メガネ・七三・カメラみたいなダサいイメージだったと思います。 そんな時代に作られた映画なので、観る前はどうせトンデモニッポンが描かれてるだろうから、それを笑って観ようかなくらいの心構えでした。 冒頭の、おひけぇなすって的なシーンでも嫌な予感しかしなかったのですが、舞台が日本に移ってからは、どっこい結構まともな日本、何より高倉健の渋さ、終盤の殺陣のカッコ良さ、日本人の生き様などが描かれた良作でした。 特に好きなシーンは、高倉健とアメリカ人の若者が『義理』とは何か?を話しているところでした。最後には禅問答のようになり、アメリカ人は煙に巻かれたような感じになるのですが、これが結局は海外から見た日本なんだろうなーと。でもそこをバカにするでなく、主演のロバート・ミッチャムが義理を通すような行動を取るあたりに日本へのリスペクトを感じました。 しかしもっと名を知られても良さそうな作品なのに…

  • tos********

    3.0

    ロバート・ミッチャムvs高倉健

     この時代、外国人が描いた日本は、ずいぶんおかしなものが多いですが、この映画はまともです。東映の協力が大きいです。東映任侠ものを、シドニー・ポラックが描いたら、という感じです。  主演は、ロバート・ミッチャム。しかし、これは完全に高倉健が主演です。特に、終盤の殺陣は良かった。

  • a24********

    5.0

    ネタバレ「日米融合アクション」の雄

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • oce********

    3.0

    義理と人情なり

    あまりにもインパクトのあるタイトルだが、こういう付け方は外国でしかないだろうとすぐに分かる。 トンでも日本を見せつける中身だが、意外なほど物語のバランスは取れているし、何よりもヤクザが見せる義理と人情の世界を外国人が作っている。 監督はシドニー・ポラックだし、主演がロバート・ミッチャムというもろアメリカな組み合わせ。 そこに日本人として高倉健が組み合わさるという布陣。 高倉健は元々任侠映画で出てきたのでこの配役は必然か。 最後に見せる男気というか義理というか。 この精神をよく描いたなと思うが、果たして外国で理解できるのか。 そして日本が別の意味で誤解されることにも(笑)

  • kih********

    3.0

    義理・指切り、ちょっと無理があるかな。

     国民的な兄貴分、高倉健兄ィのカッコいいところを全開させた物語。英語を喋るのだ。国際派なのだ。  国際派・健兄ィは『ブラック・レイン』でも活躍する。あちらはヤクザを取り締まる刑事役。アメリカの刑事と渡り合って、その鼻っ柱をへし折って、理解と友情に至る。こちらはまるっきり立場が違うヤクザになって、しかし、筋道は同じ日米理解と友情物語という点では同じもの。どちらがどちらの二番煎じかは分からない。  健兄ィファンとしては愉快痛快の、そして渋いところがいい。でも、ちょっと無理があるんだな。こういうことで、“義理”が分かるものかねぇ。“義理”が分かって指を切るかねぇ。指を切ることで友情の証明書になるかねぇ。アメリカ人が、だよ。  無理して義理の理解に至らなくてもいいんじゃないかな。「アメリカ人には分からないんだけど、信頼とか誠意とか、友情とかいうものかな」と理解し、「同じように指を切ることはできないけど、自分流の証しとして……」と、アメリカ式に方法を考えて行動すれば、それが自然ではなかったか。今の自分たちが見ても、義理=大恩=借りとは理解が難しいのが現実だし、ましてや指切りというのはグロテスクでさえある。  国際理解(日本文化紹介)に貢献してくれる健兄ィには有り難いが、私らには、健兄ィのその後の映画の方が余程国際理解に貢献してくれているように思えるんだけど、ねぇ、兄ィ。

1 ページ/2 ページ中