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さよならをもう一度

さよならをもう一度

GOODBYE AGAIN

120

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3.0

さよならをもう一度

さよならをもう一度。サガンの『ブラームスはお好き』が原作です。 イングリッド・バーグマン、イヴ・モンタン、アンソニー・パーキンスというそうそうたるメンツが揃った映画ですが、映画の内容は必ずしも良くありません。 主人公であるポーラの揺れ動く心情を語ったメロドラマですが、特筆すべき点はたったそれだけです。感傷的な内容の反面、語られることは多くありません。それに加えて曖昧な感情を描写するシーンが非常に多く、感情移入できなければ発狂するくらい退屈です。私は感情移入できませんでした。導入部分は余計な会話シーンや物を動かしたり着替えたりするシーンで構成されていて、それらの意義が不明確であり、単調で何を伝えたがっているのかわかりませんでした。1961年という制作年を考慮して、レトロでお洒落な雰囲気を作ってそれに乗ってもらおうとしたんでしょうか。すみません、じゃっかん私の主観が入っています。ここでお洒落な雰囲気が気に入れば、そのままポーラの心情にぐっと近づけるかもしれませんね。 イングリッド・バーグマンは熱演していますが、イヴ・モンタンとアンソニー・パーキンスは正直に言って役不足です(正しい意味の役不足=役者が良すぎるということです)。モンタンとパーキンスはこんな役にふさわしくないほどいい役者です。誰でもできるような簡単な役柄で、その辺の知名度のない役者で十分だったと思います。 先ほども申し上げましたが、着替えたり物を動かしたり、他愛のない会話をしたり、そういう意義の不明確なシーンが多すぎます。大筋には全く関係のない、どんなことをしていてもいいシーンです。それをだらだらと見せつけられるのは苦痛です。ポーラの心情を象徴で表現すべきだったと思います。そうしてあくまでドラマチックにわかりやすく表現しなければ視聴者に困難を強いることになります。バーグマンでなければ駄作です。雰囲気だけがいい空疎な映画になっていたでしょう。 ラストのシーンだけはポーラの苦悩がまた逆戻りしてしまったような、意義深いシーンになっています。ただ唐突にそういうテーマが出てきた感があって中途半端な気がします。結局はメロドラマであり、感傷的表現が主な映画でした。他愛のないセリフで。そういったアンバランスなところがやはり気に入りません。

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