猿の惑星
vap********
5.0点
冒頭のSF要素で始まり、次第に中世から近代への歴史ドラマの様相を呈す。 ダーウィンの進化論の異端審問みたいな。そして、動物愛護の立場や種族による階級の分断・支配などなど、今観ても全然色褪せていないしっかりとした構成の作品ですね。 また、感心したのが特殊メイクのクオリティー。子供の頃観た時は怖いくらいだった。ヘストンの逃走・闘争アクションもハラハラさせるし、ロケ地やセットからくる世界観の表現ぶりも文句なし。 そしてこの作品、音楽や効果音がとても印象的で不可思議な雰囲気をよ~く醸し出していますね。そんな訳で、作中に気持ちが入り込んで「自分が猿の世界に捉えられたら、どう振舞うか?どう弁明するか?」なんて考えながら観るに至ってしまいました。延々と続編が作られるのも納得のオリジナルですね。
閲覧数511