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ザ・ローリング・ストーンズ/レッツ・スペンド・ザ・ナイト・トゥゲザー (1982)

LET'S SPEND THE NIGHT TOGETHER

監督
ハル・アシュビー
  • みたいムービー 16
  • みたログ 65

4.28 / 評価:29件

ピーター・セラーズ

  • cov******** さん
  • 2013年7月2日 4時36分
  • 閲覧数 655
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

これ観てストーンズ気に入るか気に入らないかが
分かれ目じゃないすかね?
これが、踏み絵になるんじゃないかな。

これ観て気に入らん人・分からん人に一生、
ストーンズは解らん。

ハル・アシュビー監督は、あの「チャンス」 ってとんでもない
名作があるけど、あの作品の静謐さと、この「レッツ・スペンド」、
なんとなく似通って見えるんです私には。

かたやしずかな落ち着いたコメディ、
かたやうるせえROCKバンドなんだけど、
どちらの作品にも、ハル・アシュビーの死生観みたいなもんが
なんとなく、見え隠れしてる。

こっちのストーンズのほうは、しつこい程ドキュメンタリー・タッチに
こだわったライブ映像で、観てる最中は
そんな事忘れがちなんだけど、
実は異常にクールな編集がなされてるんですな。

あのベトナムの生首映像がパッと挿入されるとことか
グエン・カオキのとことか、
地味に主張してんだよねソリッドなものを。

しかもあの時代こそ、ああいう「地獄」 が隣りに有りながらも
なおかつその時代こそが、[~is on my side] であったんだ、
という一種の反語的な、
しかも諧謔でありさえするという見事な表現をやっている。

ハル・アシュビーの一筋縄ではイかないとこですな、ああいうのが。

「チャンス」の一番最後のほうでもオカシさを演出しながら
あの異常な静謐さ・静謐感ってのは
したたかに死生観含んでるようでコワいくらいなんだよね。
あの、何も考えてないセラーズがジタバタしながら
ひとりで風に吹かれてるとこね。

人生とそして世界の異常さというものに
真正面から向き合い続けてきた、っていうか
「向き合い過ぎてきた」 映画人であるがゆえに
ああいうコワさと静寂が
自然に画面に出てしまってるというか・・

僕にとってそういう監督なんですなハル・アシュビーって人は。

たぶんブルースとかロックってもんも深いところできちんと理解
してた人なんじゃないかな。
ブルースの恐ろしさとか、そういうもんを。

J.ニコルソンの「さらば冬のかもめ」 観たときもそういうのを
なんとなく感じた。

あれもそこはかとなくなんかロックなもんを感じるんですわ。

ロックってのは、実は恐ろしいモンだ、って事を理解できない人は、
まあ合わないと思いますよ、
この「レッツ・スペンド・ザ・ナイト・トゥゲザー」 は。

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