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山河遥かなり (1947)

THE SEARCH

監督
フレッド・ジンネマン
  • みたいムービー 15
  • みたログ 54

3.90 / 評価:29件

これのどこが名作なのか。

  • mht***** さん
  • 2020年10月4日 0時17分
  • 閲覧数 84
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

当時アカデミー賞を5部門くらい取ったらしいが、私は冒頭から徐々に冷めていった。

ポーランドで平和に暮らす音楽一家が、ある日突然ナチスドイツに踏み込まれて収容所へ連れて行かれる、というところから始まる。それは嘘である。何故ならば、先ずはゲットーへの移住命令があり、強制移住させられているからである。

それくらいならまだ、まぁないとは言えないし、ややこしい時代背景の細かな話の省略としてもよかろう。ゲットーを省いたのもいいだろう。とにかく、強制収容所へ連れて行かれたと。
 
でもここであまりに重大な嘘が入っている。アウシュヴィッツで生き残った10歳の少年など、存在しない。例外はいるが、それは双子だけである。双子はあのヨーゼフ・メンゲレ医師の人体実験素材だったからだ。それ以外の子供は、アウシュビッツにつれてこられて列車から降ろされると、14歳以下の子供は、労働できないとされてガス室送りで殺されたのである。

ちなみに、あのアンネ・フランクはある意味、若干だが運が良かった。労働適格者に選別されて家族ともども生き延びたからである。その後はベルゲン・ベルゼン強制収容所に移送されチフスで亡くなった。

で、嘘だが、ともかく生き延びた、と。でも、また嘘があった。子どもたちの施設の面接である子供が「親がダッハウで殺された」というのである。これは有名な嘘である。どういうわけだか知らないが、連合国(おそらくアメリカ)はダッハウでガス室による大量虐殺があったと言っていたのである。しかし、ガス室はあったが、ダッハウでは大量虐殺などなかった(大量虐殺はポーランド国内のアウシュビッツ等を含む六ケ所の絶滅収容所とソ連領域の現地殺害である)ことが後々判明する。もちろん、当時は知らなかったのだろうから、そういうシーンになってもしょうがないのかもしれないが、これがアメリカ映画だということもあり、その一言でかなり冷めてしまった。

そして、今度は最早バレバレのストーリー展開。離れ離れになっている母と主人公の子供が再開するストーリーを描いていくのだけど、とにかくバレバレすぎて、この線でお涙頂戴にするのだろうと予想した通りの、一切意外性のないストーリー。

こんなんでええんか? 昔の映画だからこんなもんなのだろうか? いやー、当時だってもっといい話はたくさんあったのだから、これではなぁ・・・

詳細評価

物語
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演出
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音楽

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