グダグダなのに面白い
- カーティス さん
- 2018年7月9日 17時37分
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有名な『三銃士』の映画化。…なのですが、監督が監督なせいかかなり個性的な仕上がりに。ストーリー自体はけっこう原作に忠実なんですが、登場人物がことあるごとにボケるわ、間が抜けてるわ、滑って転ぶわとかなりコミカルな感じ。『三銃士』の映画を見ているというよりは、『三銃士』を題材にしたコント番組を見ているような気分に。
かなりグダグダな内容なのですが、不思議なことにこれが面白いのです。理由としては、テンポがいいからというのもありますし、殺陣がスピーディーで見ごたえがあるからというのもありますが、一番の理由は悪役が魅力的だからでしょう。チャールトン・ヘストン演じるリシュリューや、クリストファー・リー演じるロシュフォールなど、配役が豪華で存在感があります。なにより、コミカルな作風にもかかわらず、悪役だけはシリアスにふるまっているので、どれだけ銃士たちがバカ騒ぎをしようと、活劇としてきちんと盛り上がるのです。やっぱり活劇は悪役が重要なんだな~としみじみ思います。
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