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サンセット大通り

サンセット大通り

SUNSET BOULEVARD/SUNSET BLVD.

110

エル・オレンス

5.0

もうこんな神映画は二度と生まれまい。

50年代黄金期ハリウッドの幕開けの一本。 主演は、一度は徴兵のために映画界からフェードアウトしていたものの、本作で見事にカムバックしたウィリアム・ホールデン。当時32歳と若い。個人的に、この俳優苦手なんですが、本作で演じる熟女のヒモ男役はとてもハマってて良い(笑) そしてサイレント映画時代のスター女優グロリア・スワンソン。彼女の全盛期の映画は残念ながら一度も観たことないんですが、ディズニー短編の『ミッキーの名優オンパレード』(1933)で、アニメ化された若き彼女が出てきます。言葉を出さずとも目や表情で迫力ある演技ができるのは、さすが元サイレント女優! そして執事役のエリッヒ・フォン・シュトロハイムの悲哀ある名演技。現実でスワンソンと数多くの映画を共にしたこともあり、かなりリアリティある演技を見せます。 脚本は完璧。100点満点。当時のワイルダーの脚本の相棒ことチャールズ・ブラケットとのタッグは最強。ラストのあの階段が怪談に変わる強烈な演出は、映画史に永遠に残るでしょう。(初見の夜は、インパクトが大きすぎて良く眠れなかったほど) 11部門もアカデミー賞にノミネートされながら、同年の同じくハリウッド内輪物の名作『イヴの総て』(1950)に作品賞を明け渡し、3部門に留まる結果に。(しかも主演女優賞が、G・スワンソンやB・デイヴィス、A・バクスターではなく、ジュディ・ホリデーというw) が、映画史に燦然と輝く、不朽の名作であることは間違いないです! ワイルダー作品の入門にもベストの一本。これを観なかったら、人生損してるといっても過言じゃなです。 =================================== ★1950年アカデミー賞 3部門受賞 (※作品賞ノミネート) 脚本賞、美術賞、作曲賞 ★1950年ゴールデングローブ賞【ドラマ】 4部門受賞  作品賞、監督賞、主演女優賞(グロリア・スワンソン)、 作曲賞

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