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サンセット大通り

サンセット大通り

SUNSET BOULEVARD/SUNSET BLVD.

110

miy********

5.0

ネタバレビリー・ワイルダー恐るべし

第三回午前十時の映画祭@みゆき座series2『青の50本』 17本目は「サンセット大通り」での参加です。 ※以下、具体的なネタばれの記述は無いと思うんですが  というかそもそもネタばれ云々の映画でもないんですが  余計な予備知識はなるべく排して観るべき映画だと思うので  念のためネタばれチェックをつけました。 先週、同じく午前十時で「情婦」を観たばかりです。 なので、同じビリー・ワイルダー監督作品ということで 「情婦」同様コメディタッチの本格ミステリを期待しての鑑賞。 ・・・だから余計にこの映画は恐かった。 ラストシーンとかその内絶対夢に出てくる・・・。 序盤、まだこの映画が本領を発揮する前は 『「アーティスト」にも通じる話だなあ』 と呑気に思ってたんですが、 途中で段々雲行きが怪しくなってきて最終的に 『違う、これはあんなに平和な話じゃない。  どちらかと言うと「ミザリー」だ』 と思うようになりました。 「ミザリー」みたいに突然の爆音で脅かすシーンは無く、 それでも往年の大女優の狂気が真に迫ってきて 独特のねっとりじめじめした嫌な感じの恐さがある映画です。 具体的に残酷なシーンがあるわけでもなく それどころか血の一適すら流れないんだけど それでもこれだけ『恐い』と思わせるのは 監督の演出力と女優さんの怪演の賜物。 映画を鑑賞後、家に戻ってから ノーマを演じたグロリア・スワンソンのことを調べてみたら 『最後までスターへの執着を忘れなかった女優であった。』 とプロフィールに書いてあって 役柄との重複具合に恐怖を新たにした次第。 「情婦」 「サンセット大通り」 この2作品でビリー・ワイルダー監督は『お気に入り』です! でもこうなると 「お熱いのがお好き」とか 「アパートの鍵貸します」とか 「麗しのサブリナ」とかの 午前十時に選ばれたビリー・ワイルダー作品を 見逃したのが悔やまれてなりません。 『青の50本』18本目は 次週 「レベッカ」 で参加予定です。

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