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4.0点
もともと群像劇が得意なロバート・アルトマンらしくないというか、静かに狂気を感じるサスペンスを撮っていたとは驚きだ。 冒頭から介護施設を写しているだけであり、そこにシシー・スペイセクがいるだけ。 それだけなのに何か起こりそうな緊張感が漂ってくる。 物語の整合性としてはバラバラなのだが、場面毎に女優陣のやり取りが凄まじい。 特にスペイセクのネジが一つ取れたかのような演じぶりは明らかに異質。 丁度前年に演じた「キャリー」になる前のような、そんな雰囲気を持ち合わせている。
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